UR PRESS VOL.78
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海からの風を受けて揺れるヤシの葉の下、日差しが降り注ぐ広場には、子どもたちの歓声が響いている。ここは千葉県浦安市にある浦安マリナイースト21望■海■の街。ここで5月末の土曜日、「PLAYFULDAY」というイベントが開かれた。浦安マリナイースト21は、JR新浦安駅の南にURが造成したまち。この日のイベントは、浦安エリアのプレーヤーの連携促進と、望海の街集会所にある「のぞみのあそびば」の周知が目的だ。ボーネルンドのあそび場「プレイフルガーデン」など、親子で楽しめる催しが団地広場などで行われるなか、集会所で人気を呼んでいたのが「バスボムづくり」。入浴剤を親子で作るこのワークショップを開催したのは、浦安エリアを担当するUR子育てサポーターの菊地真弓とスタッフたちだ。URは多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちを「ミクストコミュニティ」と名付け、その実現を目指してさまざまな施策を行っているが、子育てサポーターもそのひとつ。URでこの事業を担当するウェルフェア推進部の上野昭徳に話を聞いた。「出生率の低下が大きな社会問題となっている昨今、子育て世帯が安心して暮らせる社会をつくることは、日本の喫緊の課題です。URでは2022年7月から子育てサポーターを配置して、団地で安心して子育てができるようサポー多様な世代が生き生きと暮らせるまちを目指す「UR子育てサポーター」が奮闘中子育てするなら団地が一番!環境やハード面だけでなく、ソフト面からも子育て世帯を支援しようとURが始めた子育てサポーター。そのイベントの現場におじゃまして、活動への思いをうかがった。■13UR PRESS vol.78背の高いヤシの木があちこちに伸びている浦安マリナイースト21は、カリフォルニアのようなオシャレなまち。環境のよさから、子育て世帯が多く住んでいる。武田ちよこ=文、平野光良=撮影上・左/重曹とクエン酸、塩に香料、食紅を混ぜ、丸めるだけで完成するバスボム。この日は4回開催したが、午前中に予約はいっぱいに。この団地以外からも来場者があり、パパも参加した。右/好きなテープやシールを貼ってバスボムが完成! 子どもたちはもちろん、親御さんも楽しめるイベントだった。浦安地区を担当する子育てサポーターの菊地。「やりたいことが無限にある」と話してくれた。

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