宮城と県のの中ほ間ぼに中位央置す、仙る台塩竈と市松は島、1200年以上の歴史を持つ「陸奥国一之宮鹽竈神社」の門前町として栄えてきた。ここは大漁、海上安全、安産守護などのご利益があると、県内外から多くの参拝者が訪れる。また、塩釜港は日本有数の生マグロ水揚げ量を誇る港だ。歴史を感じるまち歩きと、新鮮な海の幸を楽しもう。鹽しお竈がま神社門前町の風情と海の幸を楽しむまち復129UR PRESS vol.77本殿へと続く表坂の202段の石段が象徴的な「陸奥国一之宮 鹽竈神社」。本殿や拝殿などは国の重要文化財に指定されている。石井克美=文、菅野健児=撮影 塩釜水産仲卸市場の向かいに直営店を構える干物製造販売会社の「間宮商店」。人気は金華サバの干物で、塩味のほかに醤油、甘粕、味噌粕がある。市場内にある食堂では、焼き立ての干物定食がいただける。2014年に完成した錦町地区災害公営住宅。JR仙石線の西塩釜駅から徒歩約3分のところに3棟ある。干物はお得なセットや、お好みで半身から購入できる。サバや紅鮭の具がたっぷり入った「うみおむすび」は、手軽に魚のおいしさを満喫できる人気商品。素材、製法にこだわる干物 仙台駅からJR仙石線に乗ると本塩釜駅までは30分ほど、車でも約40分。塩竈の魅力は、歴史ある「陸奥国一之宮 鹽竈神社」の門前町の風情と港町グルメです。本塩釜駅から鹽竈神社までは約1キロですが、そこには江戸時代から続く味噌・醤油醸造元や酒蔵など、趣のある木造建築や蔵が点在しています。お店に立ち寄りながらの散策がおすすめです。 また、マグロをはじめ新鮮な海の幸を楽しめるのも塩竈の魅力です。「寿司のまち塩竈」と言われるほど、味自慢の寿司店がたくさんあります。寿司と地酒で塩竈の魅力を実感してください。●しおナビプラザ(塩竈市観光案内所)宮城県塩竈市海岸通15■1(JR仙石線本塩釜駅構内)☎022■362■2525営営10〜16時老舗巡りをしながら鹽竈神社へ。銘菓「志ほがま」が有名な1720年創業の丹六園(右)。旧ゑびや旅館は、明治初期に建てられた3階建ての木造建築。1階はカフェ、2、3階は「塩竈まちかど博物館」になっている(左)。松島湾クルーズや浦戸諸島行き定期船乗り場のあるマリンゲート塩釜。塩竈市東日本大震災モニュメント。「昇る太陽の塔」と未来へのメッセージが刻まれている「日の出石」。塩竈市産業建設部商工観光課の佐藤彩依莉さん(右)と塩竈市観光案内所の片倉美恵子さん(左)。その生まれ変わった「まち」へ行ってみよう!間宮商店0120■03■1738URの塩竈市支援URは塩竈市と2012年2月に「東日本大震災における災害公営住宅の整備に係る基本協定」を締結し、災害公営住宅の建設事業を行った。2016年4月には、入居者が孤独を感じたり、地域のコミュニティーが崩れるのではという不安を解消するため、コミュニティー形成等に関する協定も締結。2017年までに浦戸4島を含め、8カ所355戸の災害公営住宅の引き渡しを終えた。宮城県11塩しお竈がま市門前町の老舗めぐりと港町グルメが魅力興地
元のページ ../index.html#30