岩高手田県市のは南東、大部規に位模置なす復る興陸事業前が終わり、2019年に「高田松原津波復興祈念公園」が整備され、「東日本大震災津波伝承館」や「道の駅高田松原」がオープン。新たにかさ上げされた場所には「陸前高田発酵パークCAMOCY」や「陸前高田市立博物館」も開館して、まちなかに賑わいが戻ってきた。復1JR東日本の大船渡線BRT(バス高速輸送システム)の陸前高田駅。震災前は大船渡線の鉄道の駅だった。青木 登=撮影石井克美=文、菅野健児=撮影25UR PRESS vol.76 ジュースやワインを製造する、100年以上の歴史をもつ葡萄園。震災で大きな被害を受けたが、中断していたワイン造りを2015年からスタートさせた。リアスワイン「ルージュ」。エレガントな果実味が楽しめる。2014年に完成した4棟120戸の下和野団地。コミュニティーがつくりやすいように、住棟をつなぐ回廊を2階に設け、屋内外に設置したミニコモンスペースは、居住者の交流の場になっている。明治38年創業のぶどう農園松坂泰盛松坂泰盛さんさん「高田松原津波復興祈念公園」内には、5つの震災遺構がある。写真は、奇跡の一本松と陸前高田ユースホステル。上/高田松原津波復興祈念公園内には、「東日本大震災津波伝承館」と「道の駅高田松原」がある。右/観光案内所と「はぴなろカフェ」が入る交流施設「まちの縁側」。上/博物館の見どころを説明をしてくれた松坂館長。「貝たちの部屋」にて。右/博物館の屋上にある展望デッキからは、陸前高田のまちや広田湾を一望できる。その生まれ変わった「まち」へ行ってみよう!URの陸前高田市支援URは陸前高田市と2012年3月に「東日本大震災に係る陸前高田市復興事業の推進に関する協力協定」を締結した。高田・今泉地区で高台や中心市街地の整備を実施。市が進める高台移転、かさ上げによるコンパクトな市街地づくり、避難路の整備、防災啓発など、多重防御による減災まちづくりを推進した。災害公営住宅整備事業は2016年度に完了し、市内6カ所269戸の災害公営住宅の引き渡しを終えた。神田葡萄園☎0192■55■222211年の歳月を経て開館しました!陸前高田市立博物館館長陸前高田市立博物館館長全国の博物館や専門機関、市民の皆さまの支援を受け、「陸前高田市立博物館」は2023年11月に開館しました。東日本大震災で被災した「旧市立博物館」と「海と貝のミュージアム」を統合し、陸前高田の自然・歴史・文化を震災の記憶とともに未来へ伝える博物館になっています。被災した資料は約56万点、そのうち46万点をレスキューし、33万点を再生しました。現在7,300点が展示されていますが、そのうち9割が震災前から展示されていた貴重な資料です。今後は陸前高田の魅力を伝える企画展も予定しています。ぜひ、お立ち寄りください。●陸前高田市立博物館 ☎0192■54■4224営営9〜17時(最終入館/16時30分) 料料無料国の重要有形民俗文化財に指定された陸前高田の漁撈用具の展示。10海をテーマにした博物館が興地陸前高田市岩手県自然、暮らし、歴史を知る観光拠点が続々オープン
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