UR PRESS VOL.76
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師走と思えない暖かな好天に恵まれた2023(令和5)年12月の土曜日。袖ヶ浦団地にあるショッピングセンターの広場で、「団地いどばたマーケット」が催された。定期的に行われているこの催しは、今回で3回目。担当するURの白井博子は「昨年4月にスタートしたコミュニティースペース『団地いどばたラボ』の活動の一環として行っています。世代を超えてヒトとモノがつながる懸け橋になれたら」と開催の動機を語る。 キッチンカーや手作り作家のテントなどが並ぶなか、子どもたちから人気を集めていたのが、ボーネルンドのあそび道具が置かれた「あそびLABO」だ。人工芝の上に安全で軽い大型のブロックを並べ、自由に積み上げたり、つなげたりできるとあって、子どもたちも大喜び。遊び方をサポートするプレイリーダーが見守るなか、さまざまな年齢の子どもが一緒になって遊んでいる。4歳の男の子を連れてきていたお母さんは「外でこういう遊びはなかなかできないから、子どもも楽しそう。体がたくさん動かせるのもいいですね」と話していた。数あるコンテンツのなかで特に目を引     ロのトレーナーの指導を受けながら、「姿いたのは、広場中央で行われていた「健康増進エクササイズプログラム」だ。プ勢改善」「肩こり改善」「腰痛改善」の3講座を開催。青空のもとでサークルになり、ストレッチやスクワットなどの筋トレも含めて50分、参加者は心地よい時間を過ごした。ボーネルンドとURが連携団地空間を活かして健康を増進青空のもとに人が集うマーケット団地の屋外空間を健康づくりに活かす千葉県習志野市公園などの豊かな団地空間を健康やコミュニティーづくりに活かすべく〝あそびの道具と環境〟を提供するボーネルンドとURが共同研究をスタート。袖ヶ浦団地内にフィットネス器具を設置し、「団地いどばたマーケット」ではエクササイズプログラムを提供するなど、健康づくりに力を入れている。23UR PRESS vol.76右・右下/ボーネルンドの「あそびLABO」。組み合わせ自在な大型ブロックに、子どもたちも大喜び。下/1967年に管理を開始した袖ヶ浦団地は約2900戸の大型団地。JR総武線・津田沼駅、京成本線・京成津田沼駅、JR京葉線・新習志野駅の3駅の利用が可能。阿部民子=文、平野光良=撮影団地最前線11袖ヶ浦団地

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