UR PRESS VOL.76
15/32

のまち。津島神社の門前町として古くから栄え、ユネスコ無形文化遺産に登録された「尾張津島天王祭」をはじめとする歴史文化があり、豊かな自然に恵まれている。「とはいえ市外では知られていないことも多くて。年末にふるさと納税の機運が高まることもあり、今回は津島の特産品のPRを中心に行いました。予想を上回る売り上げで、お菓子類は何度も追加発注しました」と津島市シティプロモーション課主事の遠山悠太さんは話す。もろこ寿司(川魚の押し寿司)や味噌づくり、七宝焼アクセサリーづくり体験なども開催され、多くの人が集まった。「僕が担当する市外でのプロモーションイベントは初めてですが、津島を知らない人にアピールして、それを買っていただける喜びを感じました。また、かつて津島に住んでいたとお声がけくださったり、僕が知らない津島の話を聞かせていただけて、とてもいい時間でしたし、市外でのプロモーションイベントの意義を感じました。URさんにいい機会を与えていただきました」   -らも、「まだあまり知られていないので、施設の認知度を上げるために、情報発信をしていきたい。春に地下街に直結する中日ビルが遠山さんのその言葉に喜びながオープンしたら通行人は3万人を超すと思いますので」と話すのは、URとともに「まちのたね」を運営するグループ会社、URリンケージの堀譲だ。「まちのたねには無料で利用できるカフェコーナーやWiFiサービスがあり、休憩スペースとしても利用していただけます。隣接するURの賃貸ショップと連携しながらお客さんを増やしていきたい」とURの池本誠一は話す。今後はオンラインで生産者の紹介などもできたらと関係者の夢はふくらむ。「あそこに行けば、何かある」と思ってもらえる企画、そして情報発信に力を注いでいく。全国の地域を応援すべく、たねから出た芽を大事に育む日々だ。14UR PRESS vol.76上・左/津島市の七宝焼窯元によるアクセサリーづくり体験。安城市在住の40代の女性は、この体験がしたくて「まちのたね」を初めて訪れたという。素敵なペンダントが完成した。To the next generation NAGOYA右/津島市の特産品を販売。伝統菓子「あかだ・くつわ」は日本一硬いお菓子と言われている。下/梅抹茶の試飲コーナー。「まちのたね」を支えるメンバー。左からURの入山、樋口、池本、URリンケージの堀、津島市の遠山さん。隣接するURの賃貸ショップでは、賃貸住宅探しのご案内をしている。

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る