UR都市機構
UR都市機構 UR賃貸住宅フォト&スケッチコンテスト
■ 審査委員
進士五十八
Isoya Shinji
進士五十八
東京農業大学教授・前学長・
日本学術会議環境学委員長


西村幸夫
Yukio Nishimura
西村幸夫
東京大学大学院教授


城戸真亜子
Maako Kido
城戸真亜子
洋画家


桐原武志
Takeshi Kirihara
桐原武志
建築家・街並みウォッチャー


池邊このみ
Konomi Ikebe
池邊このみ
ニッセイ基礎研究所 上席主任研究員・UR都市機構 都市デザインチームリーダー




フォト スケッチコンテスト 団地が育てた風景

  全国団地景観サミット UR賃貸住宅フォト&スケッチコンテスト 審査結果の公表

主催者からのお礼

魅力的なまちや住まいづくりにおける様々な取組みの中で、安全・安心で快適な暮らしにもつながる「景観」というテーマについてクローズアップし、全国の美しい「団地景観」が一堂に会することを「サミット」になぞらえ、「全国団地景観サミット」として〈UR賃貸住宅 フォト&スケッチコンテスト〉を開催させていただきました。
多くの方々からの作品応募による全国団地景観サミットへの参加をしていただいたことに心より御礼申し上げます。
応募いただいた作品はどれも力作ぞろいで、審査は大変難航いたしました。皆様からの応募作品については、機構職員にも掲示する機会を持たせていただき、メッセージを読み取りながら、UR都市機構として、これまで育んできた団地景観や、団地の建替により再生された団地景観について、考えさせていただく機会となりました。
皆様方の団地への想いを通じて新たな観点で価値を認識するとともに、今後のUR都市機構の景観形成に関する取組みも含め、皆様からのご意見を今後の業務に活かしていきたいと考えています。

最優秀賞

サッカー少年
サッカー少年
多和裕二浦安マリナイースト21(千葉県)
■「浦安マリナイースト21」は、海風の街・望海の街・潮音の街・海園の街が一体となり、素晴らしい景観を形成しています。当団地のすぐ隣に、芝生が整備され緩やかな起伏に富んだ、明海の丘公園があり、住民の憩いの場となっています。 URの住宅に住み、地元小学校に通う、福田京太郎君は、友達とよくこの公園で遊ぶそうです。今日は大好きなサッカーを友達と楽しんでいます。小高い丘からナイスキック!

■サッカーをする子供達の歓声が聞こえてくるような躍動感のあるすばらしい写真です。
背景の住棟も整然として静と動の対比を演出しています。(西村幸夫 審査員)

■団地の建物に囲まれ見守られて遊ぶ子供達。少年の躍動感が良く撮れています。
(桐原武志 審査員)

優秀賞

今日は布団干し日和だよー
今日は布団干し日和だよー
高木政史
月島一丁目(東京都)
■大都会では布団干しが出来る時間は少ない。大切な布団干しが出来る日は、どこの家でも貴重な光を求め布団を干します。そんな自然の恩恵をうけている大都会の一部の姿を絵にしてみました。

■東京にくらす
 下町にくらす
 月島にくらす
 朝日にも夕日にも映えプラタナスの並木通りの人々
 みんな生き生き都市風景(進士五十八 審査員)

■無表情なものに思われがちな“団地”をこんなにカラフルに、こんなに表情豊かに描いてくださるなんて!!
こちらまでうれしく楽しい気持になりました。
タイトルも素敵ですね。
人と人とのつながりが深く濃い下町での暮らし方っていいですね。忘れかけていた何かに気づかせてくださる作品でした。(城戸真亜子 審査員)


一番星
一番星
松尾信哉落合(兵庫県)
■一番星の出る時刻、各家からは、光と一緒に、夕飯の香りも漏れてきていました。この時間帯に、「どこかの家からカレーの香りがする。」と言って、帰宅してみると、我が家がカレーだったときほど、嬉しいことはありません。

■若い頃、私も団地に住んでいました。仕事から帰ってくる私を迎えてくれるのは団地の窓からあふれる灯でした。(桐原武志 審査員)


入学式の日
入学式の日
田中和夫 プロムナード矢部(神奈川県)
■団地のとなりの桜並木。入学式に出る前に記念撮影をしていた親子。満開の桜の下でのしあわせな風景。

■記念写真を撮りたくなるような桜並木が身近にある環境。
うらやましいですね。(西村幸夫 審査員)


団地のオアシス
団地のオアシス
榎 知子新金岡第一(大阪府)
■団地の南側に中央環状線、東側にときはま線という交通量のはげしい道路が通っています。しかし団地内へ一歩入れば、大きな木々が木陰を作り、鳥たちのさえずりが聞こえ、時がゆっくり、静かに流れています。

■建物に静かに見守られているような安らかな空間は、緑も豊かで、言われてみればほんとうにオアシスのようですね!
描写力があることはもちろんですが、それ以上に作者の穏やかでやさしい目線に魅力が感じられる素敵な作品です。(城戸真亜子 審査員)

特別賞・入賞等

特別賞作品一覧はこちらから     入賞等作品一覧はこちらから

審査結果

団地景観サミットにつきましては、写真及びスケッチを合わせて513点の作品の応募がありました。
審査は、一次審査、二次審査、有識者審査の三度に渡る厳正な審査のうえ45点の入選作品を選出いたしました。入選作品の内訳は、最優秀賞1点、優秀賞4点、特別賞5点、入賞31点、佳作4点となりました。
本コンテストの審査評価は、規定(一次)審査を通過した作品を対象に、作品のタイトル及びメッセージについても評価対象とし総合的に評価をさせていただきました。
入選した作品のうち、最優秀賞及び優秀賞は、上位から順に掲載しておりますが、特別賞以降は、順不同、敬称略で掲載しております。

審査講評

■進士 五十八
『「空間的広がりと多様性」と「時間的成熟と落ち着き」』
一口に団地といってもいろいろな風景がある。建物とか緑地とかフィジカルなものだけでなく、暮らしぶりも含めて、実に多面的で豊かな表情をもっている。
これからも場所性とライフスタイルのバリエーションを考えて欲しい。もう一つのポイントは時間的成長。落ち着いていい町になっているということ。
いままでの資料には新しいできたてのピカピカが掲載されていたが、今回の作品からはその土地に馴染んだ建物、草やタンポポと共生する生活など、時間的成熟が強く感じられた。
■西村 幸夫
『想いがこもった作品と「ふるさと」になっている団地』
すごく想いがこもっていることと、環境が心地良かったのだろうなと感じるようなものが非常に多かったですね。
ずっと長いこと住み続けてきて、これからも死ぬまでここにいたいというコメントもあり、ここが「ふるさと」のようになっているということがよくわかりました。少し残念だったのは、今回は規定の関係上、自分の部屋から見た景色が応募対象とならなかったことです。今後は私だけの風景とかマイ団地というようなものがあるともっといいと思いますね。

■桐原 武志
『団地の原点は、「人々が集まって住まうコミュニティ」』
団地の原点は人々が集まって住まうこと。そんなコミュニティがなくなっていると思っていたら、それがまだあることがわかりました。これからは「集合して住まう」ということを、写真やスケッチ、コメントにある視点から読み取れるといいなと思いました。
絵を描いたり写真を撮ることで、もう一度自分たちが住んでいる団地を見直す機会になり、それを見ることで居住者の方々も管理している方々も元気になっていいと思います。団地の重ねてきた年月の重み、時間の風合いなどを強く感じました。
■城戸 真亜子
『あたたかな目線と人のぬくもり』
皆さんの作品を拝見していてうれしかったことが2つあります。その一つは、団地は緑豊かなスペースだと再発見できたこと。もう一つは 、自分の住んでいるところに対する目線にあたたかさ、愛情が感じられる作品ばかりだったことです。 格好良く描こうとすると冷たいものになりがちですが、それを阻む魅力が団地にはあって、そのあたりが他のコンテストとは大きく違うところだと思いました。団地の性格上、建物と人の暮らしというものが切り離せないものなのだと感じました。四季折々の作品を拝見してみたいですね。
■池邊 このみ
『すがすがしい空気と空間の心地よさと強い生命力』
写真やスケッチから、なぜか、空気のすがすがしさや空間の心地よさや強い生命力を感じました。花や樹木が活き活きとしていて特に、北海道からの白樺やタンポポとかには、感動しました。また、今回のコンテストは、メッセージが、写真やスケッチと同じぐらいのウエイトということで、面倒ということで応募点数は減ったかもしれませんが、団地への想いがすごく伝わってきたのが、とてもよかったです。メッセージ賞はつくりませんでしたが、メッセージがよくてヒットして賞に入った作品も多かったと思います。

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