UR都市機構

千葉県立保健医療大学 「ほい大健康プログラム」

2021年03月30日

将来の保健医療を支える学生とともに、地域高齢者の健康づくりを支援

東京湾に面した幕張海岸にほど近い千葉市美浜区にある千葉県立保健医療大学は、保健医療専門職の育成と研究活動を行う公立大学です。 同大学では日頃より、地域に密着したボランティア活動や課外活動に積極的に取り組んでいます。そうした取り組みの1つとして、2017年、地域医療福祉拠点化を進めるUR都市機構東日本賃貸住宅本部と協定を結び、UR団地に住む高齢者を対象に、全学科(看護学科、栄養学科、歯科衛生学科、リハビリテーション学科)連携による「ほい大健康プログラム」を考案、実施しています。 地域と連携した大学の取り組みについて、田邊政裕学長、健康科学部長の石井邦子教授にお話を伺いました。

千葉県立保健医療大学 石井邦子教授、田邊政裕学長 (写真左より)

団地概要(主な実施団地)

花見川団地
あやめ台団地

【団地概要】
団地名: 花見川
所在地: 千葉市花見川区花見川1ほか
アクセス:京成本線「八千代台」駅バス3~10分 徒歩1~8分 ほか

団地名: 千草台
所在地: 千葉市稲毛区千草台1ほか
アクセス:JR総武線「西千葉」駅バス9~12分 徒歩1~5分 ほか

団地名: あやめ台
所在地: 千葉市稲毛区あやめ台1ほか
アクセス:JR総武線「稲毛」駅バス14分 徒歩1~7分 ほか

事業名 ほい大健康プログラム
対象団地 千葉県内のUR賃貸住宅団地
連携協定年月 2017 年10 月
事業概要 千葉県立保健医療大学とURは、団地を活用した地域にお住まいの方々の健康づくりや健康寿命の延伸、地域社会へ貢献できる人材の育成を目的に、連携協定を締結。
千葉県内のUR団地で、高齢者を対象にした健康づくりモデルプログラム「ほい大健康プログラム」を実施。同大学初となる全学科(看護、栄養、歯科衛生、リハビリテーション)を挙げての研究に取り組み、継続的に実施中。
高齢者を対象にした健康づくりモデルプログラム「ほい大健康プログラム」のほか、「口腔機能改善プログラム」、「転倒予防教室」がある。

UR団地での活動の経緯・背景

地域医療福祉拠点化に取り組むUR団地と大学が連携、全学科で取り組むプログラムを展開

開講式

活動内容について

健康チェックから体操まで工夫を凝らしたプログラムで取り組む

1回の活動で、「栄養+運動」というように2つのテーマでプログラムを組んでいます。 最初に、健康チェック(身長、体重、血圧、体温、酸素濃度など)を行い、希望者には医師と看護師が相談に応じます。その後、生活や食事などに関するレクチャーをしたり、運動を一緒に行ったり、普段の食事や生活の様子を聞いてアドバイスを行うなどしています。 普段、若い学生と接する機会の少ない高齢者の皆さんは学生との会話を楽しみにしていますし、学生も、それが励みになっているように感じます。

医療相談

新型コロナ感染対策、運動不足を解消するためのアドバイスを行う

新型コロナウィルス感染拡大で外出自粛が続く中、家の中に閉じこもりがちな高齢者の健康を心配されて、URの担当者から実施の要望がありました。両者でマニュアルを持ち寄り、感染対策の検討を重ね、2020年秋に1回、参加人数を減らし「ほい大健康プログラム」を実施しました。 感染対策の質問や相談、家の中で出来る運動や散歩の注意点などニーズに合わせたプログラムに変更し、無事に実施することが出来ました。こうして実施できた事をノウハウとして、しっかりと積み上げ、今後の活動に生かせていけたらと考えています。

食事調査

UR団地の印象

居住者が気軽に参加できる安心、安全な集会所がある

「ほい大健康プログラム」の取り組みがきっかけで、初めてUR団地を訪問しましたが、印象としては、清潔で安心、安全な雰囲気でした。プログラムを実施する団地内の集会所も、日頃から居住者の皆さんがサークル活動や集会で利用されているようで、お仲間と気軽に参加頂けたとのではないかと思っています。

UR団地内で実施するメリット

居住者の生活をよく知るUR担当者の存在は、参加者にも大学側にも安心

URの担当者は、普段から住民の方々の様子や要望を把握されていて、皆さんのニーズを大学側に伝えて下さいます。また、日程を間違えたり、忘れたりしている参加者には電話して確認をして下さいます。こうしたきめ細かなサービスはURの担当者だからこそと感じています。

作業療法のカフェ

現場でのアドバイスは実践教育として非常に有効

学生は活動を通して、参加者の皆さんの非常に元気で活発な様子や健康への意識の高さに驚くほかにも、高齢者の生活圏の中に出向くことで知ることや気付きがあります。また、URの担当者から高齢者の立場にたった指導、アドバイスを頂けるので、初めての学生も安心して関わることができています。そうした重要なポイントを押さえたアドバイスは、教育の場として非常に有効と考えています。

今後のビジョン

サービス・ラーニングで地域の社会活動を推奨し、単位化へ

教室で得た学問を地域の社会活動に生かすサービス・ラーニングを取り入れていますが、科目としてもっと推奨し、単位化していきたいと考えています。社会貢献は、保健医療専門職としても学生本人としても、将来に役立つ貴重な経験になっていると思います。

コグニサイズ
千葉県立保健医療大学

地域の保健医療機関、自治会とも連携し、地域全体で取り組むプログラムへ

「ほい大健康プログラム」も自治体との関係は今後の課題ですが、千葉県内のUR団地とその地域の連携も視野に入れながら、大学と地域の保健医療専門職が連携し一体となり、プログラムを千葉県全体に広げていきたいと思います。

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