街に、ルネッサンス UR都市機構

東邦レオ株式会社「みどりTO ゆかり GREEN&WORK SHOP」

緑( みどり) の仕事が縁( ゆかり) で始めた
住民参加型コミュニティ・カフェ「みどり( 緑)TO ゆかり( 縁)」

千葉市市川市の湾岸部に位置する団地「ハイタウン塩浜」。UR賃貸住宅、市営住宅と2つの分譲住宅「ハイタウン塩浜第一住宅」「ハイタウン塩浜第二住宅」から構成されています。緑化関連事業などを手掛ける東邦レオ株式会社は、これまでにハイタウン塩浜第二住宅で取り組んできた植栽管理事業から、ハイタウン塩浜のコミュニティづくりのお手伝いをすることになりました。同社は2018 年4 月に「地域と共に育てる場」、「DIY で暮らしに自由を」、「新たな個性の発掘拠点」の3 つがテーマのコミュニティカフェをUR賃貸住宅内の商店街にオープン。様々な企画を展開している東邦レオ株式会社Green×Town 事業部長吉田啓助さんにお話しを伺いました。

東邦レオ株式会社Green×Town事業部 部長 吉田啓助氏 東邦レオ株式会社
Green×Town 事業部
部長 吉田啓助氏

団地概要

【団地概要】
団地名: ハイタウン塩浜
所在地: 千葉県市川市塩浜4-2 ほか
アクセス: 東京メトロ東西線「南行徳」駅 徒歩20 分 又はバス6 分 徒歩1 分
     JR 京葉線「新浦安」駅 バス8 分 徒歩1 分
管理開始: 昭和56 年
管理住戸数:1,411 戸

事業主 みどりTO ゆかり GREEN&WORK SHOP
所在地 ハイタウン塩浜 3 号棟105 号室 93.90 m2
開設 2018 年1月
事業概要 東邦レオ株式会社がこれまで取り組んできた団地やマンションの植栽管理事業の新しいこころみとして、千葉県市川市内の大規模集合住宅「ハイタウン 塩浜」にカフェスタイルのコミュニティ スペース『みどり TO ゆかり GREEN&WORKSHOP』を2018年にオープン。
運営は日頃、団地やマンションの緑を活用し、住民参加によるコミュニティを実践している弊社の「グリーンクリエーター」が担当。コーヒーやハーブティを提供するカフェの他、多世代の地域の方々が主体的に関わって頂ける『レンタルスペース』、地域の方の手作り作品、地元のクリエーターの作品の装飾や販売支援のための『レンタルボックス』、読まなくなった本をシェアする『シェアブックス』、日曜の朝”お母さんを楽にする” おもてなしモーニング『日曜喫茶』など、様々な地域コミュニティを活性化するコンテンツを提供。子育て世代からシニアまで、幅広い層が自然と集う憩いの空間を目指している。

ハイタウン塩浜での活動の経緯・背景

植栽管理を続けながら団地内のコミュニティのお手伝いを始める

カフェをオープンする前から、団地やマンションの植栽管理と外構の緑を使った住民のコミュニティづくりのお手伝いをしてきました。そんな中で、40 年が経つこの団地ではシニア層が増え、若い人達に、もっと入居して欲しい意向があることを知りました。そうして、お客様のことを理解するには、ここに住むのが一番!と思い、2013 年から家族と一緒にハイタウン塩浜第二住宅に移り住みました。環境も人も優しく、子育てに最適な環境で、大変、居心地の良さを実感しています。その後、若い人向けに情報発信をしようと考え、HP などの情報発信を工夫してみたりもしましたが、やはり入居には繋がらず、もう少し踏み込んでみようと考えるようになりました。それと同時に、若い 層が集まる場所が無いため、点在、もしくは地域の外に場を作っているのではと感じるようになり、もっと足元で集まれる場所があれば良いなと思ったことがきっかけでした。

カフェ「みどりto ゆかり」の名前に込めた思い

今お住いの皆様からも親しみを持っていたいと思い、ネーミングは日本語名を考えました。「緑」と「縁」という漢字は似ていることから、「緑づくりは縁につながる」、「緑づくりから縁づくりへ発展させていきたい」ということを表現出来れば良いと考えました。また、「縁」は「ゆかり」と読む、人の名前のようで覚えやすい気がします。 そうして、「みどり(緑)」と「ゆかり(縁)」にして、「と」を向かうという意味で英語の「TO」「→」としました。

みどりto ゆかりの入り口

ハイタウン塩浜を選んだ理由

植栽管理事業のサービス実施エリアの拠点であり、地域のコミュニティスペースでもある

市川、船橋、千葉、豊洲の海浜地域は当社の植栽管理事業のサービス実施が多いエリアで、会社がある豊島区からは遠く、台風などの緊急時対応などのため、同地域に植栽管理事業の拠点を持ちたい意向は、社として持っていました。そうして、社内の話し合いで、住民から求められるニーズに対する企画と合わせて考え、自らも家族とともに移り住んだこの団地の店舗の場所が良いのではないかとなり、社としての拠点を設けることに決めた次第です。

地域住民が集まる場所が無いことから、人が集まりやすいカフェに

若い層を呼び込みたいという分譲住宅管理組合の理事会等の要望は耳にしていましたが、最初からこうした形を考えていた訳では ありません。何をするかは、進みながら決めるという考えからスタートとしました。 若い子育て層の方が集まる場所が無く、団地内の足 元で集まれる場所があると良いと思ったことがきっかけでしたが、ここに拠点を持ち、お客様と接する機会 が出来たことで、リアルな情報が得られるというメリットは大きかったと思います。暮らしを支援、守る手 段としてカフェを開いているという考えを持って接することで、自分もスタッフも自然とお客様に関心が向いていると感じます。

みどりTO ゆかりの店内

みどりTO ゆかりの活動内容

利用する人達が自分の店のように、どう主体的に関わって貰えるかがポイント

やはり地域のお店に関わって頂く方が自主的に活動、イベントを開催して貰うことで、人が人を呼びます。 コミュニティ型の事業として大切なことの1つには、地域の事業主との連携があると思っていて、カフェの食材は団地の商店街からやコーヒー豆も地域にある店から仕入れています。あとは、やはり食べ物ですが、お酒は特に力があると感じています。それと、何といっても子ども達が KEY になり、子供と大人が一緒に集まれる企画がポイントではないでしょうか。

< レンタルボックス> レンタルボックスで地域の方々や作家作品を展示販売

カフェを通じて関わりを持つ人達を増やしていくことを考える1つに、レンタルボックスがあります。自分達が製作した物を1 ボックス(約30cm ×30cm)のスペースを貸して展示販売しています。展示と同時に作家さんがワークショップをこの場で開くなどすると活用の機会が広がります。

店内のレンタルボックス

<こども店員> カフェで行うイベントに子供がスタッフとして参加できる仕組み、関わりをつくる

URコラボ企画プランター菜園植え付けイベント

プランター菜園イベントを開催で、ファミリー層も年配者も賑わう収穫祭に

URコラボ企画プランター菜園収穫祭イベント

<塩浜テーブル> 団地のお母さんの手料理を持ち寄る「塩浜テーブル」を開催

塩浜えんがわ祭(その1)

団地に出店して良かった点

団地を1つのフィールドとして次に活かす様々な経験、知識が得られる

ハイタウン塩浜のノウハウを他の団地で活かしたり、また他の団地のノウハウがここでも活かせるのではないかと考えています。団地を1つのフィールドとして R&D(Research and Development)的な観点を持ちながら1つ1つ丁寧に積み上げていくことが出来るのではないかと思っています。 UR 団地は行政や様々な企業、団体等の関わりも多く、地域課題等を一緒に考えて展開することが出来ます。 その土地で長く継続している企業が持つ地元ならではの経験や知識と私達のノウハウを持ち寄って、一緒に 社会課題に取り組むことができると思います。 会社としては社員が如何に自分事としてプロジェクトに関われるかということが大事ですが、ここは、そうした ことが学べる場だと思います。

塩浜えんがわ祭(その2)

今後のビジョン

一人一人に向き合うコミュニティ拠点ならではのサービスを提供したい

カフェについては、1 年目は信頼を得る場、2 年目はネットワークでこの場でやりたいという事を応援していく場に、3 年目は認知症の方など含めて、一人一人の方と向き合ったニーズのサービスを考えていこうと思っています。例えば、家などのちょっとしたリフォームといった暮らしのサポートなど、カフェ以外での接点を増やしたいと考えています。また、隣にデイサービスがあり、認知症のお客様もいらっしゃいます。お支払いを最後にまとめてではなく都度払いにしたり、コーヒーチケット制にしたり、お客様に合わせてお店が何をするのがベストなのか?を考え実行する事も、コミュニティカフェのサービスとして取り組んでいます。 また、団地の中の銭湯は最高のコミュニティではないかと思い始めています。お風呂に行って知り合いに会い、コミュニティが生まれる。カフェに出掛けていくというより、そうした流れが日本人には合っているような気がしています。団地のコミュニティとして、いつかチャレンジしたいと思っていることの1つです。

URに期待すること

今まで、URが住まいづくりで担ってきたコトを、これからは企業や団体の得意分野と連携する、または、行政も含めて組み合わせする仕組みになると、もっ と活動の幅が広がると思います。 URさんが気づいていないだけで、UR団地には、まだまだ、使い切れてない資源(空間・人)、お宝がたくさんありますよ。 そのような資源をうまく活用することで、さらに良い団地になるし、企業にはビジネスチャンスが生れると思います。

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