UR都市機構

社会福祉法人福祉楽団 地域ケアよしかわ

こどもたちが自然に集まり「子ども食堂」が誕生

社会福祉法人福祉楽団 地域ケアよしかわ 事業部長 石間太朗氏 社会福祉法人福祉楽団
「地域ケアよしかわ」
事業部長 石間太朗氏

水と緑の調和した立地にある「吉川団地」。団地内にもスーパーやさまざまな店舗が揃うほか、小学校や医療施設も団地内にあり、住環境が整っているこの団地内テナントで、複数の事業を展開する社会福祉法人福祉楽団「地域ケアよしかわ」事業部長 石間太朗さんにお話しを伺いました。

団地概要

【団地概要】
団地名:吉川団地
所在地:埼玉県吉川団地5-8ほか
アクセス:JR武蔵野線「吉川」駅 バス10分 徒歩3分
管理開始:昭和48年3月〜平成6年8月
管理住戸数:1,914 戸

事業主 社会福祉法人福祉楽団
所在地 吉川団地1街区7号棟1階 床面積:56.47m²
開設 平成26年4月1日
事業概要 訪問介護、介護予防訪問介護、居宅介護支援、重度訪問介護、同行援護、無料学習支援(寺子屋事業)、子ども食堂(ころあい)

地域ケアよしかわの活動

施設入口

高齢者・障がい者支援事業

ここでは主に、高齢者向けの介護と障がい者向けの介護を行っています。視覚障がい者と一緒に外出する同行援護なども行います。ケアマネージャーが介護プランを作成して、そのプランに訪問介護などの各種支援を組んでいるような形です。

スペースを一部開放した地域貢献

所内スペースを開放する形で、吉川市の地域寺子屋事業に参画した「みんなの寺子屋」や子ども食堂「ころあい」などの活動も行っています。他にも、週2回、高齢者のボランティアによる使用済み切手回収作業(社会福祉協議会の回収に協力)や、他のNPO法人が月1回開催している「子育てサロン」の会場としてスペースを提供しています。

吉川団地を選んだ理由

気軽に立ち寄れるような立地の物件を探していた

当法人の事業連携に都合が良い埼玉県八潮市近辺で、事業所開放(高齢者や子どもが集まれるような場所づくり)をコンセプトに物件を探していました。ところが、オープンな感じで気軽に立ち寄れるような立地環境の物件はなかなか無いんですよ。そんな中、「URでは高齢者支援施設に対して優遇制度もある(※1)」という情報を知ったんです。そこで、まず吉川団地を見に行って、周辺の雰囲気で「ここだ」と思って管轄エリアの担当者に連絡しました。他に、みさと団地も見に行ったんですが、既に他の介護事業者がサービスを提供していたので最終的に吉川団地に決めました。
※1:高齢者支援施設の賃貸料は事業内容により、減額の優遇制度が適用される場合があります。
詳しくはお問い合わせ窓口にご相談ください。

明るく開放的な事務所内は、事務スペースの他にみんなのスペースとキッチン

URチャレンジスペース制度を活用

社会福祉法人は利益を地域に還元しなければなりませんが、この吉川団地ではチャレンジスペース制度(※2)で借りることができたので、その分地域還元もしやすいですし、事業所の半分くらいは団地のもの(みんなのスペース)のように開放しようと考えました。
※2:条件を満たす場合に限り最長9ヶ月間賃貸料が無料になる制度)

"立ち寄りやすさ"から生まれた「みんなの寺子屋」

商店街の広場に面したこの場所は、 みんなが立ち寄りやすい場所

子どもたちが集まってきた

事業所の一角を毎日開放して「自由に使っていいですよ」と声掛けしてたら、予想に反して高齢者より先に子どもたちが集まるようになったんです。近くの小学生が帰り道にこの団地の中を通っていたからだと思いますが、最初は親御さんたちが心配して問い合わせてきて、「訪問介護の事業所です」と説明することもありました。

民生委員から寺子屋事業の誘いが

子どもたちが集まっていることを吉川市の民生委員の方が聞きつけて、「寺子屋事業を一緒にやってみませんか」と声がかかったんです。たまたまこの(当事業所がある)エリアに児童館や寺子屋事業所が無かったこともあって、スペースを提供することになりました。こうして「みんなの寺子屋」を始めたんです。

子ども食堂「ころあい」への発展

地域との連携で実現した 「ころあい“こども食堂”」

子どもと接しているうちに必要性を感じた

それぞれの事情で不登校になっている中学生が「腹減ったー」と言って集まってきたり、寺子屋事業でも食事の時間になると「お腹すいた」と言うわけです。カップラーメンを家に食べに帰る子や「ごはんちょうだい」という子と接しているうちに、本業ではありませんが食事支援の必要性を感じ始めました。

地域との連携

おにぎり程度の提供ならできるかな、といった考えからスタートし、活動を通じてつながった地域の人たちと意見を交わしたりして、現在の子ども食堂「ころあい」の形になりました。ここに来る人たちが「施しを受けている人」と思われないように利用対象者を制限していません(子どもではなくても利用可)。実際、利用者は食事が必要な人と居場所が必要な人が半々くらいなんです。

今後の展開

ボランティアとの連携

本業が軌道に乗ってきているので、事務所が不在がちになりスペースを開放しにくくなっているのですが、ここで築いた民生委員や地域の人とのつながりや信頼関係でボランティアの方にお願いすることが増えてきています。

地域との連携

この吉川団地という立地はとても恵まれていると思います。自治会とも上手くお付き合いできているし、子ども食堂に関しては寄付をいただいたりしています。既に他の近隣NPO法人との連携なども考えていますし、今後は若い人との連携も行っていきたいですね。ちなみにこの地域ケアよしかわで使用しているベンチ等は大学生とワークショップを開催して制作したんです。ニス塗りは近所の子どもたちもお手伝いしてくれました。

今後目指すこと

地域ケアよしかわとしては苦労もありましたが現在4年目でやっと軌道に乗ってきているので、本業とともに、地域の良き「居場所」を作っていきたいと思います。

(※注)
子育て支援施設の賃貸料は事業内容により、減額の優遇制度が適用される場合があります。 詳しくはお問い合わせ窓口にご相談ください。

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お問い合わせ

URウェルフェアネットワーク事務局

TEL 045-650-0510 受付時間9:30〜17:40(土・日・祝日を除く) 独立行政法人都市再生機構 ウェルフェア総合戦略部 ウェルフェア研究室 〒231-8315 神奈川県横浜市中区本町6-50-1 横浜アイランドタワー7階



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