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団地の緑を守る!グリーンマネージャーって何をしてるの?

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URの団地を訪れるたびに印象に残るのが、緑豊かな住環境。当然のことながら、団地にはその素晴らしい緑を守るために働く人がいます。それがグリーンマネージャー。埼玉県のみさと団地を巡りながら、その具体的な仕事についてうかがいました。

団地の美しい景観と快適な住環境を守る!

植栽が美しく、公園の中に街がつくられているような雰囲気のみさと団地。北エリアだけでも、イチョウの街路樹、サクラのトンネル、ピクニック気分が味わえそうな芝生の丘など、魅力的な緑のスポットが目白押しです。それに加えて、芝生のグランドが3つも! 1万戸近くの住戸があるという、広大な団地の植物を管理しているのがグリーンマネージャーの松川茂樹さんです。具体的にどんなお仕事なのかうかがいました。
「木を新たに植えるのは大規模改修のときなどに限られるので、日常的な仕事としては年に3回程度の木々の剪定(せんてい)と芝刈りです。公募で選定した業者さんにその作業を依頼しています。」
松川さんが担当するのは、みさと団地をはじめとする埼玉エリアの19もの大規模団地! 業者さんとともに、植物管理によって団地の美しい景観と快適な住環境を守るのがお仕事なのです。

  • グリーンマネージャーの松川さん
  • ヒマラヤスギのある芝生の丘

樹木も住民も喜んでくれる植物管理を目指して

ツバキ、サクラ、フジ、アジサイ、サルスベリ…。団地には、四季折々、美しい花が楽しめるようにさまざまな樹木が植えられています。毎年美しく咲かせるために欠かせないのが剪定です。
「木の種類によって、剪定の仕方や時期は違いますが、花が咲き終わったあとや冬など、木に負担のかからない時期を選んで剪定します。ただ、なかには、サクラのように手をかけないほうがいいものもあるんです。切り口から菌が入って腐ってしまう場合があるので」と松川さん。なるほど、樹木によって最適なお手入れをしているのですね! それに加え、住民の植物への思いにも寄り添うことが大切なのだそう。
「特にサクラには愛着がある方が多いんです。ある程度年月が経った場合、苗木に植え替えていったほうがよいのですが、『切らないでほしい』という声も多くて…。その気持ちを大切にして、古い木を生かすようにお手入れしていく場合もあります。毎年、木々が美しい花をつけ、それを住民の方が喜んでくれることが何よりもうれしい」と松川さんは話してくださいました。

  • 春には満開のサクラで彩られる
  • 夏が見頃のナツツバキやサルスベリをはじめ、季節ごとの花々が植栽されている敷地内

鳥害や毛虫対策も仕事のひとつ!

松川さんがグリーンマネージャーになられたのは3年前のこと。長年勤務していたメーカーを退職後、造園の技能士をとって、第2の人生として選んだのがこの仕事。植物に関係するクレーム対応も大切な業務となるので、メーカーでの経験も生かすことができるのだそうです。

そんな松川さんが「みさと団地でいちばん好き」と案内してくれたのが、南エリアにあるメタセコイアの並木道。空に向かって大きく育った円錐形の樹形が美しく、北欧チックな雰囲気が漂います。
「駅から団地に入ってくるときに迎えてくれる、シンボル的な存在です。散歩道として利用される方も多いですね。ただ、最近、ムクドリのねぐらになりつつあって、そのフンが遊歩道の手すりを汚したり、ニオイがひどいので、その対策を考えなくちゃいけないんです」と松川さん。こういった、鳥のフンやサクラ・ツバキにつく毛虫などを、木々の剪定で何とかできないか、と対策を講じるのもグリーンマネージャーのお仕事なんですね。

  • メタセコイアの並木道
  • 団地の景色に溶け込む季節ごとの草花

木々にまつわる苦情や事故を未然に防ぐ

団地の樹木の中には植えてから40年以上経つものもあり、大きく成長した木は住民にとって不都合を引き起こすことも! たとえば、窓の近くにある木が日照障害を起こすケースでは、光を通すために枝葉を落とすのだそう(左の写真)。また、台風対策として、事前に木々の剪定をすることもあるそうです。
「強風に弱い木々は、台風シーズン前に、葉の量を減らして風圧を受けにくくします。雨風で枝が落ちたり、木が倒れたりして住民の方がケガをしてはいけませんから。安全対策も大事な仕事なんです。」
芝刈りで芝が飛び散らないようにしたり、剪定のとき枝が落ちて住民が危険な目に遭わないようにと、安全に作業しているかもチェックしているんですね。

団地の美しい緑の陰にはグリーンマネージャーあり! 植物にとっても住民にとっても快適な状態を守る、大事なお仕事なんですね!

URには、美しい緑をはじめ「お部屋の外も、きもちいい!」と感じる環境がたくさんあります。
URの屋外環境への取り組みはこちらをご覧ください。

  • 日照障害を防ぐために木々を刈り込んでいる
  • 台風対策のための剪定が予定されている木々

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松川 茂樹さん写真

松川 茂樹さん

URコミュニティ東埼玉住まいセンター技術サポート課。グリーンマネージャーとして、みさと団地をはじめとする19団地の植物管理を担当。美しい景観と快適な住環境を守るのはもちろんのこと、植物に関する住民の要望にも応えられるよう、日々奮闘している。

みさと(UR賃貸住宅)

埼玉県三郷市彦成3 ほか
JR武蔵野線「新三郷」駅から歩いて約5分という好立地。駅前には、ららぽーと、IKEA、コストコなど、郊外型ショッピングモールが広がり、若い世代にも注目されるエリア。子ども用のプール、公園やプレイロット、野球場、テニスコート、ファーマーズガーデン(有料)などを完備していて、子育て環境としても抜群。田園と都市のよさを楽しみながら暮らせる団地です。
みさと団地を舞台にした、URのテレビCMはこちら

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