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25平米は何畳?一人暮らし向け物件の広さや部屋探しのポイント

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自分一人の空間と時間を実現できる、念願の「一人暮らし」。でもどれくらいの広さがあれば快適に暮らすことができるのでしょうか? 部屋が広くなるほどゆとりのある暮らしができますが、その分家賃は高くなる場合が多くなります。ここでは、一人暮らしに多い約25平米の物件を基準として、一般的な間取りの例や、広さ以外に考慮したい物件選びのポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。

25平米は何畳?部屋の広さに関する基礎知識

部屋の広さを表す単位には、「平米」のほかに畳1枚分の広さを表す「畳」も使われます。それぞれどれくらいの広さなのか、イメージをつかんでおきましょう。

●25平米の広さ

まず、1平米は「1平方メートル(1㎡)」とも表し、1辺が1mの正方形の面積を示します。また、「畳」とは、広さを畳の枚数で表したものです。1畳の広さはそれぞれの地域で見られる畳の種類によって異なります。例えば、主に関東地方で見られる「江戸間」は1畳で176cm×88cmとなり、平米に換算すると1.55平米。また、主に中京地方や東北、北陸地方などの地域で見られる「中京間」は182cm×91cmの広さで、平米では1.65平米となります。

ただし、不動産の物件情報で25平米(25㎡)とある場合は、畳数に直すと約15.5畳であることが基本です。これは、「不動産の表示に関する公正競争規約」により、物件情報に記載する畳数は、1畳あたり1.62平米以上になるよう定められているためです。

●25平米の部屋とは

物件情報に「25平米の部屋」と記載されている場合は、基本的に専有面積が25平米分あることを意味します。ここでいう専有面積とは、居住者が利用できる部屋の内部の面積のことです。リビングやダイニング、キッチン、浴室などの居室部分が含まれ、ベランダや共用廊下のポーチなどは専有面積に当てはまりません。また、床下収納や天井高が1.4m以下のロフトなども同様に、専有面積に含まれません。

25平米は一人暮らし向け?一般的な間取りの例

一人暮らしに25平米の広さは十分なのでしょうか。明確な基準となるデータがあるので、それを参考に確かめることができます。

●一人暮らしの部屋の広さの基準
・最低居住面積水準
国土交通省の「住生活基本計画(全国計画)」にある「最低居住面積水準」によると、単身者の方の健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な広さは25平米とされています。ここでの広さは居室や収納、浴室、キッチン、トイレなどを含めた居住面積を表しています。

ちなみに、「最低居住面積水準」は、二人以上の世帯になると、10平米×世帯人数+10平米で計算することができます。例えば、二人暮らしなら30平米、三人暮らしなら40平米となります。ただし、10歳未満の子供がいる場合は、0.25~0.75人として換算します。

・誘導居住面積水準
住まい探しをする上で理想的となる平米数を確認するなら、同じく国土交通省の「誘導居住面積水準」を参考にすると良いでしょう。これは「世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準」を示すものです。これを参考に単身者の住みやすい部屋の広さを見ると、都市やその周辺に立つ共同住宅である「都市居住型住宅」の場合、40平米あるとより住みやすいとされています。また、郊外や都市部以外の一戸建て住宅である「一般型住宅」の場合は、55平米あると良いとされています。
【出典】国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」(令和3年3月19日)
●25平米の一般的な間取り

これまで紹介してきたように、25平米の部屋は基本的に一人暮らし向けの物件として紹介されていることが分かりました。ただし、人によってはキッチンの広さや収納の大きさなどが物足りない可能性があることを考慮しておきましょう。内見時に実際の広さを確認すると良いですね。

・1K
キッチンと居室がそれぞれあり、その間に仕切りがある間取りで、「K」はキッチンのことを指します。キッチンは玄関側にあることが多く、居室とは扉で仕切られているため、料理のにおいが部屋に流れるのを避けることができ、玄関から直接居室が見えないため、防犯面でも安心です。
・1R(ワンルーム)
キッチンと居室がひと間にある、仕切りのないシンプルな間取りです。ほかの間取りと比較すると専有面積が狭めな分、家賃(賃料)が低い傾向にあるので、費用を抑えたい方におすすめです。生活動線がコンパクトにまとまりますが、キッチンが小さい物件や、バスとトイレが同室にある物件が比較的多いのも特徴です。

広さだけじゃない?25平米の部屋を選ぶときのポイント

予算や住む人の生活スタイルによって、一人暮らしで選ぶべき部屋は異なります。満足できる賃貸物件を見つけるために、間取りや立地など、確認したいポイントを紹介します。

●部屋の配置

25平米とひと口にいっても、物件ごとに居室や水まわりなどの配置は違います。例えば、「プライバシーに配慮したいなら、玄関から居室が見えない間取りを選ぶ」、「自炊する機会が多い場合は、キッチンと居室が分かれている1Kを選ぶ」、「洗濯を頻繁にするなら室内に洗濯機置き場がある部屋を探す」など、自分の暮らしに合う形の部屋を探すことが大切です。

クローゼットなど収納スペースの数や広さも物件に応じて異なります。自分の荷物量を事前に把握して、どの程度の収納があれば良いか確かめておくことがおすすめです。

●物件の構造

周りの生活音や外の物音が気になるという人は、建物の構造にも注目しましょう。鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)といった強靭な構造の建物は、木造や軽量鉄骨造の建物と比較した場合、断熱性や防音性に優れているとされています。

●立地の良さ

通勤や通学の利便性の高さを重視するなら、立地を優先することも選択肢の一つです。物件選びの際に職場や学校への交通アクセス状況をチェックしておきましょう。鉄道を利用する場合は、所要時間だけでなく乗り換え回数も考慮しておくと良いですね。ただし、立地の良い物件は家賃も高くなる傾向にあります。予算内に収めるために、部屋の広さや築年数など、部屋に求める条件を緩和することも検討しましょう。

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何かと物入りになる一人暮らし。UR賃貸住宅なら一人暮らしに向いた間取りの物件が豊富にそろっており、費用を抑えることができるお得な家賃制度も魅力です。

●物件数が豊富なUR賃貸住宅

全国に約71万戸の賃貸物件を持つ、独立行政法人都市再生機構が管理するUR賃貸住宅。駅近の物件や郊外の物件といった立地から、部屋の広さや間取りなど、一人暮らしに合ったさまざまな条件の物件を見つけやすい点が魅力の一つです。
また、建物のほとんどがRC造やSRC造で、耐震性能・耐火性能に優れている安心感もポイント。建物同士の間も適度なゆとりを持って建てられています。

●一人暮らしにもおすすめの「U35割」

住む人のライフステージに合わせて、お得な家賃プランが用意されているのもURの魅力です。契約時の初期費用はもちろん、条件に応じて月々支払う家賃もお得になる可能性があります。一人暮らしにおすすめなのが「U35割」。契約者が35歳以下であれば、学生の利用も可能となり、単身者はもちろん夫婦や子育て世帯なども活用できます(※3年間の定期借家契約)。

そのほかにも、URには便利な制度があります。

<URライト(定期借家)>
契約期間を入居開始可能日から3年とし、契約の更新はありませんが、その代わり月々の家賃を通常よりも抑えることができます(契約期間が3年を超える場合は、一部を除き通常家賃と同額です)。
<ハウスシェアリング制度>
URには単身者同士が一緒に住める「ハウスシェアリング制度」が使える物件もあります。一つの賃貸物件を分け合って暮らすので、家賃が割安で済み、光熱費も折半できます。賃貸借契約では入居者全員が契約名義人となり、契約書も二人(またはそれ以上)が同意し、連名でサインすることが必要になります。

25平米の部屋なら、ゆとりのある空間も、自分らしいスタイルも実現できる

専有面積が25平米の物件なら、一人暮らしに必要な家具や家電をひと通り置くことができ、比較的ゆとりのある生活を実現できます。その上で家賃はもちろん、通勤や通学の利便性、商店街まで行きやすい、静かな公園生活が近くにあるといった生活環境など、何を重視するかで、選ぶべき物件は異なってきます。まずは実現したい要望の優先順位を整理して、物件探しを始めましょう。

UR賃貸住宅なら暮らしに合った物件を豊富にそろえているだけでなく、礼金や仲介手数料、更新料が不要で、契約時に保証人も必要なく、契約時の初期費用を抑えることが可能です。何かと物入りになる一人暮らし。自分に合った部屋を見つけて、ライフスタイルにぴったりの住まいを実現してください。

監修/河野 真希

記事のまとめ

専有面積25平米の賃貸物件は、一人暮らし向きの広さを確保できる

  • ・25平米の賃貸物件は、畳数に換算すると約15.5畳ある部屋のこと
  • ・「最低居住面積水準」では、単身者の健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な広さは25平米とされている
  • ・間取りのレイアウトや物件構造、立地まで確認することが、快適に暮らすためのポイント
  • ・一人暮らし向きの物件も豊富にそろっているUR賃貸住宅。お得な家賃プランや少ない初期費用も大きな魅力

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