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団地リノベーションとは?メリットと成功のコツ、賃貸で楽しむ方法

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広々とした敷地に緑豊かな公園。どこかレトロな雰囲気の残る外観に、自分たちらしくデザインした内装。自然豊かな環境に加え、好みのインテリアが手に入ると人気を集めているのが、団地のリノベーション住宅です。しかし、間取りから変えることのできるスケルトンリノベーションもあれば、手作りが魅力のDIYまで、そのスタイルは千差万別。そこで今回は、団地に暮らすメリットや、さまざまな団地リノベーションのスタイルを紹介します。

団地リノベーションのメリット

そもそもなぜ団地リノベーションが注目されるのでしょう。団地に住むメリットは? 古いイメージだけど安心して住める? まずは素朴な疑問を解消し、魅力を確認しましょう。

●リーズナブルにリノベ物件に住むことができる
築年数が経過している団地であれば、一般的な中古マンションに比べて、購入価格や家賃が抑えられる可能性があります。
UR賃貸住宅の場合、礼金・仲介手数料・保証料といった初期費用が不要。更新料もないので、その分金額の負担が軽くなります。
また、企業との共同プロジェクトによって生まれたフルリノベーションの部屋から、セルフリノベーションを楽しめるDIY向け住宅までそろっているので、自分のスタイルと予算次第で選ぶことも可能。
デザイン性の高いマンションは、新築であれリノベーションであれ、販売価格や家賃が高めに設定されていることを考えると、UR賃貸住宅に住むということは賢い選択といえるかもしれません。
●耐震性能が高く安心
団地の建物は古いというイメージから、耐震性に疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。
しかし、団地(集合住宅)の建物の多くは、柱ではなく壁全体で建物を支える、堅牢な「壁式構造」で建てられています。
UR都市機構が管理する建物には、1981年6月以前の旧耐震基準と、現在の新耐震基準で建てられた建物がありますが、阪神・淡路大震災や東日本大震災でも、大きな被害を受けた事例はありませんでした。
2023年現在では、旧耐震基準で建設された団地の約95%以上で耐震補強工事がなされ、現在の耐震基準に達しています。
●住環境が良い
団地というと、広い敷地の中に、複数の集合住宅が立ち並ぶ姿を思い浮かべる人が多いと思います。
UR都市機構に代表される団地の一番の魅力は、ゆったりとしたつくり。敷地の中には、公園や庭があり、豊かな緑が特長です。建物と建物の間が広く取られているので、通風や採光にも恵まれています。
また、道路など外部との距離が保たれているため、静かで落ち着いた、騒音の少ない環境です。人と車の通りが分離していることで、家を出てすぐに遊ぶことができる環境なのも、子育て世代にはうれしい設計になっています。
子供会やお祭りなど住民同士の交流も盛んで、管理や修繕計画が行き届いているということも、住み心地アップのポイントです。

住みやすい団地リノベーションかどうかを見極めるポイント

「古くて間取りが使いづらい」そんなイメージはなく、多くの団地は現代のライフスタイルに合わせてリノベーションされています。そこで内覧時のポイントを確認しましょう。

●ゆったりとした間取りとなっている
古い団地の部屋といえば、かつては2DKや3DKなど細かく仕切られた間取りに、キッチンなどの水まわりは北側の暗い場所にレイアウトされているケースが多く見受けられました。
しかし、最近のリノベーション物件では、仕切りとなっていた壁を取り払い、LDKを明るく、開放的な空間にした住戸が増えています。内覧の際には、家族構成やライフスタイルに合う間取りになっているか、また生活動線が暮らしに合っているかをチェックしてみましょう。1日の生活の流れをシミュレーションしながら、実際に動いて確認してみると良いでしょう。
●壁や床がリニューアルされている
壁や床は面積が広いため、色や素材で部屋の印象が大きく変わります。場合によっては、いくら家具などをおしゃれにしても、古くささを感じさせる要因になります。部屋を広く見せたいなら、白を基調とした明るい色使いが有効です。壁紙の張り替えがされているか、四隅まできれいに張られているかなど、細かいところもよく見ておきましょう。
●水まわりの設備が新調されている
水まわり設備の交換サイクルは短く、キッチン・洗面化粧台は20年、お風呂は15年、トイレ・給湯器は10年が目安といわれています。また、給排水管は30~35年で、さびや腐食が起こる可能性も。最近の設備に取り換えられているかしっかり確認してください。
家賃に対して設備のグレードが伴っているかまでチェックできるとなお良いですね。
●元の設備や構造を生かしている
どこか懐かしい雰囲気や、レトロな風合いが魅力でもある団地。せっかく団地に住むなら、そんな味わいも楽しみたいところ。照明や配管などレトロな設備をあえて残していたり、むき出しの天井や、コンクリート壁のラフな質感を生かしていたり。古い団地の良い部分を残して、雰囲気ある空間をつくり上げているかも見どころです。

リノベーションした団地を賃貸で提供するUR賃貸住宅の事例

UR賃貸住宅では、団地の良さを生かしながら、今のライフスタイルに合うようリノベーションした物件を全国で取り扱っています。

●リノベーション済みの団地が豊富

UR賃貸住宅の取り扱っている団地のほとんどは、ゆとりある間取りと豊富な収納に加え、和室を洋室へ変更したり、水まわりの設備を新しくしたりするなど、今の暮らしに合わせたリノベーション済み物件です。

●最新の水まわりやテレワークスペースなど、暮らしに合わせてリノベーション
最近では在宅勤務する人が増えたため、LDKに隣接した洋室の一角にワークスペースを新設した物件も増えています。資料やプリンターなどの機器をすっきり整理整頓できる、ゆとりある収納スペースだけでなく、書籍を収納できる書棚、さらにはLANケーブル用コンセントなどが完備された住まいも。
また、無印良品やイケアなどとの共同プロジェクトでつくられた、コンセプチュアルなリノベーションを楽しめる実例もあります。

【MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト】

●UR都市機構と無印良品の住空間事業部門が「賃貸リノベーション」の新しいかたちを提案
UR都市機構と無印良品の住空間事業部門を担う株式会社MUJI HOUSEが、長く心地よく住まうことができる「賃貸リノベーション」の新しいかたちを提案。無印良品ならではのシンプルで使い勝手の良い内装を取り入れ、柱や建具などの古き良き団地の雰囲気を残しながらも、住む人が間取りを自由にレイアウトできるよう、ふすまや壁は撤去して広い空間を確保。団地ならではのコンパクトで風通しの良い間取りを生かして、住む人の生活スタイルに合う快適な空間に仕上がっています。

【イケアとURに住もう】

●環境にやさしく、豊かに暮らし続ける“サステナブル・リビング”がコンセプト
「イケアとURに住もう」は、住む人が賃貸住宅でより環境にやさしく、気軽に変化を楽しみながら、豊かに暮らし続けることを目指した「サステナブル・リビング」がコンセプト。これを実現するため、製品の素材や生産過程などでサステナビリティを実現するために工夫を凝らした製品を提供するとともに、ライフスタイルが変わって、住み替えが必要になっても生活環境やコミュニティが持続できるよう、さまざまな取り組みを行っています。
●自分でリノベーションを楽しめる賃貸物件も
賃貸住宅でありながらセルフリノベーションを楽しめる「DIY住宅」。建物の構造部分(躯体)以外は、基本的にリノベーションすることができ、部屋によってはスケルトン状態からの大規模な工事も可能です。
こだわりのDIYを思い切り楽しんでもらうため、①退去時の原状回復が不要②プランニング&施工の期間として、3カ月間家賃無料という特典付きで、マイペースにDIYを進めることができます。
また、もっと気軽にDIYを楽しみたいという人のために「Petit DIY住宅」、「カスタマイズUR」というシリーズも用意されています。それぞれDIYできる範囲が異なり、「Petit DIY住宅」は、壁紙や床面の変更など、表層部分の改修が可能な住宅となっています。

ゆとりある住環境で、自分らしい住まいづくりができる団地リノベーション

団地に住むメリットは、やはりなんといってもその住環境。広い敷地の中に、手入れの行き届いた公園や広場が整備され、住み心地の良さを実感できるはず。また建物と建物の間も広く取られているので、光や風が通り抜け、心地よく過ごすことができます。

郊外には、スーパーや病院、幼稚園まで備えている大規模団地もあり、特に子育て世代にとってはうれしい環境がそろっているといえます。

コミュニティや自治会などがしっかりしていることが多く、管理が行き届いていることも、長く安心して暮らせる材料です。

古い・狭いというイメージがあった部屋も、ほとんどの住戸が今の時代に合った間取りや設備に生まれ変わっています。UR賃貸住宅は団地再生の試みとして、企業と共同でリノベーションを手掛けたり、DIY向け住宅をラインアップするなど、住まい手の変化に柔軟に対応している点にも注目。

リノベーションの醍醐味は、家に自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに合わせて家をつくれること。それを“団地×リノベーション”で、実現してみてはどうでしょうか。

監修/山下 あい

記事のまとめ

“団地×リノベーション”で見つける、自分らしいライフスタイル

  • ・低コスト、強い構造、快適な住環境など、団地をリノベーションして暮らすメリットは多い
  • ・暮らしに合った間取りはもちろん、床や壁、設備が新調されているなど、住みやすいリノベ団地を見極めるポイントを知ろう
  • ・カスタマイズできる「DIY住宅」から、家具会社との共同プロジェクト住宅など、UR賃貸住宅には、自分らしい暮らしを楽しめる賃貸物件が用意されている!

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