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“育てる、食べる、売る”。野菜作りが生きがいになる団地の農場「日の里ファーム」

福岡県宗像市にある日の里団地には、全国でも珍しいビニールハウスの農場があります。ここで野菜の栽培を楽しんでいるみなさんは、口々に「参加して良かった」と言います。一体、どのような場所なのでしょうか?

野菜の成長と農場での会話が、日々の元気につながる

JR博多駅から電車で30分ほどの場所にある日の里団地。ここに設置されているのが、全国でも珍しい、ビニールハウスタイプの団地の農場「日の里ファーム」です。シニア世代も多く暮らすこの団地で、多世代の交流を図ることを目的に開設されました。

この場所で野菜を育てているのは、「日の里ファームクラブ」のメンバーたち。現在、団地に住んでいる方を中心に65名です。ビニールハウスの中にはキュウリ、トマト、トウガラシなど本格的な野菜がなっていました。農場長である日本総合住生活株式会社(JS)の榊原慎也さん指導の下、種から自分たちの手で育てています。
日の里団地に引っ越してきたばかりという初田哲男さんは、「私は1mmにも満たない種から育てています。これまで農業の経験はなかったので、1mmにも満たない種から小松菜ができるということをここで初めて知りました。野菜はある意味、孫たちのようです」と語ります。

農場の立ち上げのときから参加している土井良夫さんは、「今育てているリョクトウなど、珍しい野菜を見つけては、育てることを試しています。また、ここに来ると誰かと話せるので、参加してよかったです」と笑顔でした。
毎月1回、メンバーによる交流会が行われ、採れた野菜を調理して一緒に食べているそうで、みなさんとても仲が良さそうでした。

「日の里ファーム」は、設備にもこだわっています。ここで採用している東レ建設株式会社の農業施設「トレファーム」は、高強度パイプのビニールハウスを使用しており台風に強く、野菜を育てるスペースが高床式なので、しゃがまず楽に作業ができます。また、砂培地なので特別な農機具がいらず、砂遊び感覚で気軽に始められるのもうれしいポイントです。

野菜が結ぶ、人と人、団地と地域

毎週日曜日の朝には、農場「日の里ファーム」で採れた野菜を100円で販売する朝市が開催されています。一番新鮮な状態で販売するために、事前にパッキングした商品を並べるのではなく、注文のたびに野菜を採っています。お客さんが希望すれば、この作業を体験させてもらうこともできるのだそうです。

また、ここで育った野菜は、地域の交流の役割としても活躍しています。例えば、近隣の小学校の給食用に野菜を提供したり、メンバーが学校に出向き、子どもたちに野菜の育て方を教えることも。
また、中学生が「日の里ファーム」に1週間通い、野菜を育てる体験学習も行われています。「子どもたちに『先生』なんて呼ばれて…」とメンバーたちは照れ笑い。

ほかにも、東郷駅前にあるコミュニティサロン「CoCokaraひのさと」や、近隣の直売所でも販売されるなど、さまざまな連携が図られています。

「日の里団地」は、これからも交流の新しい形の拠点として、ますます注目を集めていきそうです。

記事のまとめ

「日の里ファーム」では、野菜を作りを通じた、地域住民との交流がさかん!

  • ・農業未経験者でも、農場長のサポートがあるので楽しく野菜を栽培できる
  • ・設備にもこだわっており、野菜を育てるスペースは高床式で、しゃがんで作業をする必要がなく、農機具も不要な砂地栽培
  • ・採った野菜は、毎週行われている朝市で販売。近隣の小学校の給食用に提供も
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