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これから子育てするプレママ&プレパパに読んでほしい!赤ちゃんを迎える心がまえと部屋の準備

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初めての赤ちゃんとの暮らしは、期待と不安がいっぱい。「こんなはずじゃなかった!」に陥らないために、産後の生活がどうなるのか、具体的にイメージしておくことが大切です。今回、All About「子育て」ガイドの高祖 常子さんに、プレママ&プレパパの子育てにおける心がまえについてお話をうかがいました。3児の母で、子育ての大先輩でもある高祖さんのアドバイス、必読です!

眠れない!泣き止まない! 新米ママが陥る“産後ブルー”

CMや雑誌でよく見るのは、すやすや眠る赤ちゃんを笑顔で見つめるママ。新生児との暮らしって、幸せに満ちあふれたイメージではないでしょうか。「でも、実際の赤ちゃんは、眠るのと同じくらいよく泣きます」と高祖さん。
「ママの体は出産のダメージやホルモンバランスの変化、夜間の授乳などで大変な状態。赤ちゃんの世話だけでくたくたになり、産後ブルーに陥ることも珍しくありません。」
CMに見るような穏やかで幸せな時間はほんのつかの間!? 実はかなりハードな子育ての日々が始まるようです…。

特に、核家族の子育ては、ママがたった一人で赤ちゃんと向き合う時間が長くなります。
「新米ママは赤ちゃんが泣くと、“泣かせちゃダメ”、“泣くのは自分に原因があるから”、と追い詰められた気持ちになりがち。さらに、仕事で頑張ってきた経験があるので、“人に頼らない”、“迷惑をかけない”という思考に陥りがちです。」
誰にも頼らず一人で頑張り、パパが仕事から帰ってくるころにはもうヘトヘト…。笑顔が消えてしまった妻に、どう対応していいか戸惑うパパも少なくありません。

妊娠中のリサーチ次第で、ママの負担をぐんと減らせる!

産後の大変な時期を乗り切るためには、妊娠中からの準備が大切。
「産後のサポート体制をどうするか、夫婦で一緒に調べましょう。地域の子育て支援センターや一時預かり施設などを、産前休暇中に見学するのもいいですね。」
1日数時間、無理なら週のうち何日かだけでも、赤ちゃんの面倒を見てもらったり、家事を手伝ってもらうとママの負担は大きく減ります。

産後は、パパも赤ちゃんシフトの生活に慣れていかなくてはなりません。
「丸1日、赤ちゃんの世話をしていると、大人の会話が欲しくなります。ママの話につきあう余力を残して、帰宅してほしいですね(笑)。週末は、一人で出かける時間もつくってあげましょう。」
パパのサポートは、ママを支える大きな力になるのです。

また、赤ちゃんを連れて散歩することは、ママのいい気分転換になります。周辺に子連れで行きやすい公園や広場があるか、調べておくのもいいですね。

赤ちゃんを迎えるための「部屋づくり」のポイント

産前に準備しておきたいことが、もう一つ。それが、赤ちゃん仕様の部屋づくりです。
「赤ちゃんを日中、寝かせる場所は、リビングやキッチンから目の届く場所にあると安心です。場所を決めたら、地震対策のためにも、周りから倒れてくる家具や落ちてくるものがないか確認しましょう。」
ベビーベッドはレンタルでも十分ですが、組み立て直して学習机として長く使えるものもあります。また、リビングに隣接する和室があるなら、ベッドではなく布団でもいいですね。赤ちゃんが寝ている間、ママも添い寝して休息を取りやすいはずです。

赤ちゃんは日々成長しますから、事故防止策も必要です。ベビーゲートやコンセントカバーなど、安全グッズも順次そろえていきましょう。
「今日できなかったことが、明日できるようになる、ということを忘れずに赤ちゃん目線になってチェックを。子どもの成長はうれしいですが、危険も増えていきます。どんなことに気を付けたらいいか、先輩ママにアドバイスを仰ぐのもいいですね。」
また、子育て世帯向けに安全面や収納など配慮された賃貸住宅もあります。

ちなみに先輩ママといえば、「同世代の子育てファミリーが周りにいてくれると、情報交換ができるし、悩みも相談できて心強いものです」と高祖さん。
もし安定期に入り、引っ越しを考えているなら、ママ友をつくりやすい環境が望ましいかもしれません。気軽に親子で集まれる共用スペースや子育て世帯への割引制度などをもつ賃貸住宅もありますので、検索してみましょう。

赤ちゃんとの暮らしを楽しむためには、事前の準備が大切ということが分かりました。周りの人たちの手も借りながら、笑顔で赤ちゃんと過ごせる時間を増やしていきたいですね。

記事のまとめ

赤ちゃんが生まれてからの大変な時期を乗り切るには、妊娠中からの準備が大切!

  • ・パパも赤ちゃんシフトの生活に慣れ、ママをサポートする事が大事
  • ・地域の子育て支援センターや一時預かり施設などもチェック
  • ・子育て世帯向けに、安全面や収納などに配慮があったり、割引制度のある賃貸住宅もあり

今回の先生:All About「子育て」ガイド/高祖 常子さん

育児情報誌「miku(ミク)」・インターネット「こそだて」編集長。3人の子育てをした経験を生かし、妊娠・育児誌の編集・執筆、ポジティブ子育てやパパの子育て、パートナーシップなどの講演も行う。

高祖 常子さん写真 写真

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