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見て、動いて、作って!防災の知恵を学べるイベント 「DANCHI Caravan in 町田山崎」

2018年3月10日と11日、防災に関する知識や被災したときの過ごし方・心構えを学べるイベント「DANCHI Caravan in 町田山崎~防災まつり~」が、東京都町田市の町田山崎団地で開催されました。4回目となる今回は、「防災×暮らし」がテーマ。家族みんなで楽しく学べる企画がいっぱいです!

“もしも”の暮らしを団地で経験

今年の防災まつりはテーマごと3エリアに分かれて展開。体験型のワークショップが中心のAttraction Field、防災の知識を体験して学べるBosai Field、キャンプや普段の暮らしで必要なものを学ぶCamp Fieldの3エリアに分かれ、バラエティに富んだ内容でにぎわいました。
まず、Attraction Fieldでは、被災時の知恵を学ぶワークショップや、花の苗植え体験、木育ワークショップなどが並びます。一角には、神奈川県相模原市のコミュニティ放送局「エフエムさがみ」の放送ブースが設けられ、防災特別番組の公開生放送が行われていました。

Bosai Fieldでは、起震車や煙ハウスによる被災時の疑似体験や、ベランダのバルコニー隔壁の蹴破り体験ブースなどがありました。
三つめのCamp Fieldでは、被災時など遊び道具が無い状況でも、子どもたちが楽しく過ごせるための遊び体験などが行われていました。

参加者たちは各エリアを行き交い、興味を持ったコンテンツを見つけて楽しんでいました。

また、新たな参加型コンテンツとして、もしもの暮らしを体験できる“避難生活体験ワークショップ“も登場。段ボールを組み立ててパーティションを作り、避難生活を疑似的に体験できるワークショップです。
友達同士で参加していた小学4年生の女の子は、「簡単に作れるので、避難所で私もパーティション作りのお手伝いができそう!」と目を輝かせ、絵を描いて気持ちを和ませるアイデアまで提案してくれました。

商店街のエリアには、町田山崎団地自治会・自主防災会による手作り豚汁の販売や、近隣の医療・福祉・介護団体による健康チェック&相談ブースなどが軒を連ねました。
また、今年は地元の団体・企業の参加が増え、サッカー教室や英会話スクール、団地商店街の中のカルチャースクールによるプログラムも新しく加わりました。
被災時は、ご近所同士のつながりが非常に重要です。防災面からもこうした機会に、地元との結び付きを深めておきたいですね。

身近なものが、被災時に役立つ意外なものに!

知識があれば、被災時に身の回りのものを活用できることを教えてくれたのは、無印良品(良品生活)による「いつものもしも」ブース。ゴミ袋はカットの仕方で、フード付きの雨がっぱにも、防寒着にも変身。レジ袋は腕を骨折したときの三角巾にもなります。ペットボトルは靴下で包みお湯を注げば、お手軽湯たんぽになりました。
さらに、被災時の調理法を教えてくれる「もしもクッキング」のワークショップでは、ビニール袋を使って少量の水でお米を炊く方法や、新聞紙での器作りも学びました。

所変わってCamp Fieldの桜美林大学のブースをのぞくと、先ほどは器として活用した新聞紙が、布ガムテープによってボールに一変していました! 子どもたちは大はしゃぎで、ボール遊びに夢中です。
外には、巨大な段ボールで作られた恐竜のトンネルも出現。製作者である学生サークルの代表は、「不安やストレスを抱える被災時の子どもたちに、楽しい遊びで少しでも気を紛らせてもらいたい。避難所に支援物資が届いた後の廃材段ボールで、『こんなこともできる』と覚えてくれたら…」と、遊びの大切さを話していました。

忘れてはならない震災の現実

未曽有の被害をもたらした東日本大震災から、7年がたちました。Attraction Fieldでは、写真家・石川梵(ぼん)さんをはじめ、当時の様子を収めた写真が展示されました。当時の様子を知らない子どもたちは、写真を通して大地震の恐ろしさを感じた様子でした。
いつ起きるかわからない大地震。年月がたっても、私たちはあの日の出来事を記憶に留めておきたいです。

また、イベント2日目は、まさに“3月11日”その日でした。エフエムさがみのブースでは、イベント参加者とリスナーに呼びかけ、震災発生時刻の14時46分ちょうどに黙とう。イベント会場と地域が一つになって、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしました。

祭りを盛り上げる地域コミュニティの輪

会場の横では、隣接する木曽山崎コミュニティセンターの「コミュニティセンターまつり」も開催。野外ステージでは和太鼓や琉球エイサーが披露されたり、センター館内では地域の幼稚園児やサークルの作品を展示。どちらも盛り上がりを見せていました。
実は今回、お隣り同士の二つのイベントが初めて連携。準備段階から情報交換を行い、来場者が、両方のイベントを楽しめるよう、工夫したそうです。取り組みは功を奏し、防災まつりの来場者数は、2日間で3000人にも上りました。
多くの人が足を運んだ「DANCHI Caravan in 町田山崎」。決して遠い過去にしてはいけない震災の恐ろしさ、そして、“万が一のとき”に備える大切さを深く認識した防災まつりでした。

記事のまとめ

団地開催の防災イベントで、もしものときに使える知識やアイデアを楽しく学べる&体験できる!

  • ・起震車や煙ハウス、避難生活体験ワークショップなど、各ブースで被災時に役立つ知恵を体験
  • ・改めて東日本大震災を思い起こし、災害への備えの大切さを再認識
  • ・もしものときの「健康」「顔見知り」「小さな楽しみの発見」。防災の知識だけでなく、さまざまなことが災害時に役立つことを教えてくれるイベント
  • DANCHI Caravan

    UR賃貸住宅の豊かな屋外空間で様々なイベントを開催し、UR都市機構が提案する新たな暮らし方“O-LDKのある暮らし”の発信を目的としたプロジェクトです。

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