URくらしのカレッジ

自分にぴったりな新しい暮らしを探す

ゆたかなくらしって? ひと×コミュニティ

ご当地レンジャーも登場!大学生が手がける“街の活性化ハロウィン”に潜入

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

東京都国立市の国立富士見台団地にある商店街(通称:「むっさ21」)で、恒例の「むっさ21創業祭 ハロウィンinくにたち」が開催されました。さまざまな催しやステージショーが繰り広げられ、街の子どもたちが毎年心待ちにしているこのイベント。企画から当日のイベント進行を担当しているのは、一橋大学の学生を中心とした、街づくりの学生サークルです。地域と学生が一丸となって街を盛り上げている、人気イベントの様子を紹介します。

地元の魅力あふれる催し物

例年、国立富士見台団地内にある、屋外ステージを備えた「たまご広場」をメイン会場として行われている「むっさ21創業祭 ハロウィンinくにたち」。あいにくの大雨に見舞われた今年は、会場をアーケード完備の商店街の中に移して開催されました。悪天候にもかかわらず、会場内は、思い思いにキャラクターの仮装をした子どもたちで大にぎわい! ゲームやバルーンアート、フェイスペイントなどのアミューズメントブースや、ハロウィン限定メニューが並ぶフードブース。そして、お菓子をもらいながら商店街のお店をまわるレクリエーションとしての「トリック・オア・トリート」体験など、参加者みんながバラエティに富んだ企画を楽しんでいました。

また、会場の一角では、クイズ大会やジャグリングなどのステージプログラムも行われました。なかでも、オリジナリティたっぷりのステージで目を引いたのが、「やほレンジャー」のヒーローショーです。実は彼らは、富士見台エリアのローカルヒーロー。谷保駅北口周辺の3つの商店街を守っている、正義の味方なのだそうです。もちろん、子どもたちからも大人気。地元ヒーローの登場に、目を輝かせて声援を送っていました。

店舗運営では学生が大活躍

趣向を凝らしたプログラムが目白押しのこのハロウィンイベント。そもそもなぜ、学生サークルがイベント運営に携わっているのでしょう? それは、大学と市民が一緒になって取り組むユニークな地域活性化の活動があるからなのです。
学生スタッフのお一人、一橋大学経済学部3年生の松本苑実さんに話を聞きました。
「富士見台は、住民や商店主、大学生、商店街からなるNPO法人『くにたち富士見台人間環境キーステーション(略称KF)』が、まちの活性化を行っているエリアです。その中で、一橋大学の学生が中心となり、お店の経営やイベントの企画を通して、商店街エリアを活性化しよう!と活動している学生サークルが『Pro-K(プロック)』で、私はそのサークルのメンバーの一人です。
活動の例としては、商店街の空き店舗を活用して開いたお店の運営活動などがあり、サークルに所属する学生たちがそれぞれのお店ごとのグループに分かれ、主体となって、コミュニティ・カフェや雑貨店など各店の運営実務に当たっています。」

松本さんの担当は、地元野菜と地域物産を取り扱う「とれたの」というお店。国立で採れた新鮮な野菜や、谷保の農家が開発したオリジナル商品「ほうれん草うどん」などを販売しています。このお店での活動を通して、松本さんは多くのことを学んでいるそうです。
「“人生の大先輩”である商店主の方々と関わったり、責任感や使命感を持って運営に取り組めるのは、とても貴重な経験です。社会に出てからも、“自分の武器”になると思います。」

1年生の個性で毎年イベントが進化!?

「ハロウィン in くにたち」の企画作りやイベント進行は、「Pro-K」のメンバーのなかでも1年生スタッフがメインで行います。いわば、新人スタッフの登竜門。新人らしい斬新なアイデアが生まれ、その代ごとのカラーが企画にも映し出されます。例えば、おばけたちを見つける「仮装探し」は、今年の新企画。また、コミュニティ・カフェのブースには、1年生スタッフが考案した、かわいらしいスイーツが並んでいました。
「子どもが楽しみにしている催しも年々増え、毎年企画がレベルアップしてますね!」と褒めてくれたのは、参加4回目という小学1年生の男の子のママ。小学校のママ友同士で誘い合って足を運んでいるそうです。口コミで評判が広がり、リピーターも年々増えているこのイベント。「より楽しんでもらえるイベント企画で街を盛り上げたい」という学生スタッフたちの思いや頑張りは、お客さんにもしっかりと伝わっているようでした。

国立富士見台(UR賃貸住宅)

東京都国立市富士見台1-7 ほか
一橋大学のキャンパスや閑静な住宅街が広がる、落ち着きあふれるエリアに建つ団地。 桜やイチョウが四季を彩る国立大学通りには、おしゃれなレストランやブティックも並んでいます。 また団地内にある商店街には、カフェや地元野菜を販売する店舗、 手づくり&リサイクルの雑貨店などがあり、幅広い世代の交流もさかんです。

お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります

あなたにおすすめの記事