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誰でもできるシンプルライフのススメ。“プチ”ミニマリストになろう!

最近話題のミニマリスト。最低限の持ち物で暮らすライフスタイルが注目を集めていますが、実践するにはハードルが高いと感じている人も多いでしょう。でも、限られたスペースでもスッキリ暮らせる生活は憧れですよね。きれいに片付いた部屋は、精神衛生上も良いはずです。無理なくできる“プチ”ミニマリストを目指すコツを、All About「シンプルライフ」ガイドの金子 由紀子さんに、伺いました。

モノがあふれる部屋が、NGな理由

いつも部屋にモノがあふれている、散らかった部屋に入ると気分が下がる…そんな悩みを抱えてはいませんか?「現代では、放っておくとモノは増える一方です。景品や着なくなった洋服、ネット通販で衝動的に購入したモノなど…そういう雑多なモノに囲まれていると、脳が疲れてしまうんですね」と金子さん。色や雰囲気もバラバラ、統一感のないモノがあふれる空間は情報過多で、それらの処理をするだけで、脳は知らず知らずのうちに疲労しているのだとか。

「メンタル面への悪影響も問題です。雑然とした部屋にいると気分がすさみ、自己評価も下がる傾向にあります」。金子さん自身、お子さんが小さいとき、部屋が散らかっているとイライラしやすく、夫婦喧嘩の遠因にもなっていると感じていたそう。「子どもがいるとモノが増えるのは仕方がないこと。でも、一日に一度はリセットするようにしました。どうせ散らかるとあきらめず、お風呂に入る前にいったん部屋を片付けるようにしたんです。すると気分が穏やかになり、夫婦喧嘩も減りました(笑)」。最低限、床にモノが散らばっていない状態にすることが大切だそうです。

スムーズにモノを減らすコツとは?

いざ、モノを減らそうと一念発起しても、どこから手をつけていいのかわからない・・・そんなときは、大きなモノから捨てるのがオススメ。片付けの成果が目に見えやすいからです。「粗大ごみは回収日が決まっていたり、自分で申し込むことが多いですから、『○月○日に出す』と紙に書いて貼っておくといいですね」。

「『捨てる』ではなく『選ぶ』という観点で、取捨選択するのもいいでしょう。『捨てる』という言葉には、ちょっと後ろ向きな気分が含まれますが、『選ぶ』という言葉には、前向きな響きがあります」。推しメンを選ぶように、このコはお気に入りだからとっておこう、残りはサヨナラ、と決断していきましょう。

また、友人と一緒に片付けをするのも良い方法だとか。「客観的に『いる、いらない』を判断してもらえますから、人の目が入るのはオススメです。おしゃべりしながらだと、片付けに勢いもつきますしね。私は、両手が使えるようにイヤホンマイクをつけて妹と長電話をしながら片付けをするんです。すごくはかどりますよ」。

リサイクルという観点で、モノを整理するのもいいでしょう。ある程度の量がまとまったら、リサイクルショップに持ち込みます。「車を持っている友人に、運ぶのを頼んでもいいですね。“この日に車を出して”とお願いしたら、それまでにやらざるを得ませんから(笑)」。ただし、売っても意外とお金にならないことの方が多いものです。「買うときは高くても、売る時は二束三文だということがわかると、無駄な買い物をしなくなります」。また、自治体のリサイクルセンターなどで、買い取りではなく持ち込み(寄付)を受け付けている場合もありますので、各自治体のホームページなどを確認してみましょう。

きれいを維持して“プチ”ミニマリストになろう!

いったんモノを処分しても、しばらくすると元の木阿弥…そんな状態を避けるためには、どうしたらよいのでしょうか?「よく『一つ買ったら、一つ捨てる』と言いますが、実際には『捨てられない』でモノが増えていくことのほうが多いです。ここは逆転の発想で『一つ捨ててから、一つ買いに行く』ようにしましょう。先出し後入れの法則です」。

「新しくモノを買う前に、『レンタルできないか』『友人に貸してもらえないか』『何か別のモノで代用できないか』を考える癖をつけるのもいいですね。意外と買わずに済むことも多いはずですよ」。現物を見ずに買うネットショッピングは、購入する前に返品方法を確認するのも大切だとか。「あまり気に入らなかったけれど、返品の手続きが面倒で…となると、無駄なモノが一つ増えることになります」。

買い物リストづくりを習慣にするのもオススメ。その際、欲しいモノではなく、買うべきモノをリストアップし、どこに行けば手に入るかを調べるなど、計画的な買い物につなげるのがポイントだとか。そして、「モノを買うときは、本当に気に入った品を買う癖をつけましょう。吟味して手に入れる分、やたらと数ばかり増えることもなく、大切に使いますから日々の暮らしを豊かにしてくれますよ」。

部屋が心地良い空間になれば、家で過ごすのが楽しくなり、気持ちも穏やかになるはず。できることから実践しながら、“プチ”ミニマリストを目指してみませんか?

金子 由紀子さん写真

All About「シンプルライフ」ガイド/金子 由紀子さん

子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱く。学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。結婚後二児を得て、新たなシンプルライフの構築にいそしむ日々。