環境配慮方針
2.環境に配慮して事業を進めます
❷ 環境に関して皆様とコミュニケーションを深めます
都市における環境問題は人間活動の拡大に伴って顕在化してきましたが、問題解決のためには、人々の暮らし方を少しずつ変えていくことが求められています。
成長の時代から、成熟の時代を迎え、人々の意識も変化しつつあり、UR都市機構は、皆様と積極的なコミュニケーションを行うことで、真に求められるまちや
住まいのあり方を模索し、環境にやさしい持続的発展が可能な都市への再生を進めます。
多様なステークホルダーとの連携
∇官民連携
行政や民間企業と連携し、都市再生や団地再生事業において、緑地の確保や省エネ機器の導入による環境配慮を進めてきました。
うめきた地区(大阪府大阪市)では、“みどりのリビングラボ”をコンセプトに地域の方々や行政、民間事業者とともに未来のまちづくりのための実証実験を行う活動拠点「うめきた外庭SQUARE」をオープンし、「みどり」のまちづくりを隣接するエリアや周辺地域に波及させ、地域全体の価値向上に取り組んでいます。
∇海外展開支援
土地区画整理や都市計画、防災、環境配慮などの専門家として、UR都市機構から技術者を派遣し、各国の制度設計やまちづくりに協力しています。また、海外からの研修・視察受け入れも行い、地球環境に配慮したスマートシティ実現を支援しています。
環境報告書の作成
事業活動によって生じる環境負荷や、環境に対する考え方、具体の取り組み等をお住まいの方や自治体などに向けて毎年公表しています。
社会貢献活動の実施
∇URひと・まち・くらしシンポジウムの開催
国土交通省の住生活月間活動の一環として、毎年10月に行う「URひと・まち・くらしシンポジウム」内で、環境に関する報告を行っています。
シンポジウムでは、事業・研究報告に合わせて、外部の専門家を招いてパネルディスカッションを行う特別プログラムを行っています。
∇集合住宅歴史館の一般公開
集合住宅に関する技術等の情報発信施設のため、東京都八王子市に歴史館を整備し、一般公開しています。
昭和30年代の「公団住宅」やUR賃貸住宅で活用されている環境配慮技術などを紹介するほか、建築史的に価値の高い「同潤会アパート」の住戸を移設復元するなど、貴重な展示を行っています。