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URPRESS 2017 vol.48 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス] URPRESS 2017 vol.48 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス]

ベランダ菜園の楽しみ(11)
ジャガイモは袋栽培が手軽で便利

ジャガイモは品種が豊富。栽培の難しさはさほど変わらないので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。

今号のテーマ ジャガイモは袋栽培が手軽で便利 たなかやすこ

ベランダ菜園の楽しみ(11)

ジャガイモは土の中にできるものだから、ベランダでの栽培は難しいのでは、と思っていませんか? いえいえ、ベランダでも立派なジャガイモが収穫できます。しかも袋栽培で……。

肥料や培養土の袋を利用することもできますが、見ため的におすすめなのは不織布の袋。バッグや服を買ったときに商品を入れてくれる袋でもいいですし、ラッピング用に雑貨屋さんや100円ショップで売っているものでもOK。35㎝×45㎝程度の大きさがあれば栽培できます。私は、不織布の袋をソフトなタイプのバケツに入れて使っています。安定性が増し、ベランダでの移動にも便利です。

袋とバケツの底にキリで水はけ用の穴を開けたら、鉢底石を入れ、その上に培養土を入れて種イモを植えます。種イモは1つの袋に1つだけ。植えつけて2週間ほどすると地表に芽が出てきます。

新しいイモは、意外に地表に近いところにできるので、イモに日光が当たらないように株元に土を足す必要があります(増し土といいます)。袋栽培だと、増し土がとても簡単にできます。種イモを植えつける際は袋の口をくるくると外側に折り曲げておき、増し土で土の量が増えるたびに、折り曲げていた部分を伸ばしていけばいいのです。

収穫の際も袋は便利。プランターだと収穫の際に移植ゴテなどでイモを傷つけてしまうことがありますが、袋なら、袋をずるずるっと下げて行けば簡単にイモが現れます。

ジャガイモは袋栽培が手軽で便利
ジャガイモは品種が豊富。栽培の難しさはさほど変わらないので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
cultivation

育ててみよう! ジャガイモ

1月になると種イモの販売が始まります。3月上旬に植えて6月には収穫できます。

袋に水はけ用の穴を開け、鉢底石を入れてから培養土を20㎝程度入れ、種イモを1つ置いて上から土をかぶせます。地表から種イモまでが8㎝程度の深さになるように。

Step1

袋に水はけ用の穴を開け、鉢底石を入れてから培養土を20㎝程度入れ、種イモを1つ置いて上から土をかぶせます。地表から種イモまでが8㎝程度の深さになるように。

ある程度芽が育ってから、太い芽を2本残して、他は根元からハサミで切り取ります(この作業を芽かきといいます)。

Step2

ある程度芽が育ってから、太い芽を2本残して、他は根元からハサミで切り取ります(この作業を芽かきといいます)。

草丈が30㎝程度に育つと花が咲きます。
花が咲いたら追肥をします。

イモは地表近くにできてくるので、土の下にすっかり隠れているように、増し土をします。増し土は収穫まで何度か行います。

Step3

草丈が30㎝程度に育つと花が咲きます。花が咲いたら追肥をします。

イモは地表近くにできてくるので、土の下にすっかり隠れているように、増し土をします。増し土は収穫まで何度か行います。

植えつけてから3カ月ほどたち、茎や葉が黄色っぽくなってきたら収穫のタイミング。袋を脱がすようにして収穫しましょう。

Step4

植えつけてから3カ月ほどたち、茎や葉が黄色っぽくなってきたら収穫のタイミング。袋を脱がすようにして収穫しましょう。

Point!
緑色の部分はきちんと取り除きましょう
ジャガイモの芽や、日光が当たって緑色になってしまった部分には、ソラニンやチャコニンという毒が含まれています。食べるときは皮を厚くむき、芽はその周囲も含めて取り除きましょう。栽培中はイモが日に当たらないように増し土を行い、収穫後は冷暗所で保管します。未熟な小さなジャガイモは、ソラニンを多く含んでいる場合があるので注意が必要です。
たなかやすこ
イラストレーター、ガーデニングクリエイター。
1957年北海道小樽市生まれ。著書に『とれたての幸せ。はじめてのベランダ菜園』(集英社)、『おいしいベランダ菜園 シンプル&エコに育てる』(家の光協会)ほか。
たなかやすこ

【田中 淳=撮影】

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