街に、ルネッサンス UR都市機構

特集 つながる ひろがる 復興するまちを訪ねて1 宮城県牡鹿郡女川町(1)

URPRESS 2014 vol.41 UR都市機構の情報誌 [ユーアールプレス

宮城県牡鹿(おしか)郡女川(おながわ)町
生まれたばかりの新しい「まち」に希望の一歩がしるされた日

防災だけでなく、過疎化にも対応したコンパクトなまちづくりを進める女川町。
今年の3月21日には、駅を中心とした新たなまちの一部が完成して、「まちびらき」を宣言。
人々は確実に歩む復興への一歩をともに祝った。

JR石巻線は小牛田(こごた)と女川を結ぶ約45キロの路線。石巻市ゆかりの石ノ森章太郎氏のマンガキャラクターをラッピングした列車が女川駅へ向かう。

線路がつながり 復興へ大きな一歩

トンネルを通り抜け、造成地に建てられた真新しい女川駅へ。4年ぶりに全線開通したJR石巻線の列車が滑り込むと、ホームはたちまち人々の笑顔であふれた。
多くの人が訪れ、町民とともに市街地復興の本格スタートを祝った3月21・22日の「おながわ復興まちびらき2015春」式典と「女川町復幸祭2015」。この日、鉄道再開とともにオープンしたのはJR女川駅と、駅舎に併設された町営「女川温泉ゆぽっぽ」、プロムナード。
これに続いて、町内外の人々の交流施設や、水産業体験館も開設され、駅前にテナント型商店街も着工予定。店舗の再建も動き出して、冬までには新生女川のにぎわいエリアが、何もなかった造成地に姿を現すことになる。
石巻市の東12キロ、牡鹿(おしか)半島の付け根にある水産業のまち・女川は、あの日14・8メートルもの津波に襲われ、まちのほとんどを失った。その復興を、町とパートナーシップ協定を結んだUR都市機構が支えている。
離半島部の14地区も含め、まち全体の復興を包括的にサポートするパートナーシップ協定は、UR都市機構が復興支援に取り組む22の公共団体で唯一のものだ。締結にはUR都市機構の強い思いがあったと、UR女川復興支援事務所長、後藤浩は語る。
「まちの規模に対して被害が大きく、全面的な支援をするべきだという判断と、包括的に支援することで、他の市町村の復興事業を先導できればという思いもありました」

「おながわ復興まちびらき」を宣言しテープカット。女川駅の駅舎は世界的建築家・坂茂氏(写真右から2番目)の設計。
「女川町復幸祭」にはUR都市機構もブースを出展、女川での取り組みを紹介した。

動画

UR PRESS Vol.41 復興するまちを訪ねて(宮城県女川町)

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