街に、ルネッサンス UR都市機構

都市機構における環境に配慮したまちづくりへの取組み

2004年12月15日

独立行政法人都市再生機構

独立行政法人都市再生機構では、『人が輝く都市をめざして』人と自然そして地球環境にやさしいまちとすまいの実現に取り組んでおりますので、別添のとおりお知らせいたします。

1.集合住宅で世界初 家庭用燃料電池の導入

都市機構は、国土交通省との連携のもと、集合住宅においては世界初となる「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」を導入することとしましたので、お知らせします。

集合住宅で世界初 家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの導入

 地球温暖化問題への対策において民生部門の取り組みが求められているなか、燃料電池は省エネルギー、CO2排出削減に大きく寄与するものとして、国を挙げ実用化に向けた取り組みが進められています。
 
 都市機構は、平成11年より国土交通省と共に、環境負荷低減、省エネルギー等に寄与する家庭用燃料電池の集合住宅への導入について調査研究を進めてまいりました。
 
 この度、都市機構は、固体高分子型燃料電池を用いた「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」(以下「家庭用燃料電池」)を「アーベインなんばウエスト(大阪市浪速区)」に設置することとし、続けて「サンヴァリエ桜堤(東京都武蔵野市)」に導入することといたしました。

【建物概要及び家庭用燃料電池設置台数】

○アーベインなんばウエスト(大阪市浪速区湊町)

14階建 2棟 全252戸  燃料電池設置住戸 26戸
(第1次入居 平成17年3月 123戸  燃料電池設置住戸 5戸)
(第2次入居 平成17年 夏 129戸  燃料電池設置住戸 21戸)

【今後の導入予定】

○サンヴァリエ桜堤団地(東京都武蔵野市)

8,10階建 2棟 全 85戸  燃料電池導入住戸 17戸
平成17年冬 入居予定

以上

お問い合わせ

お問い合わせは下記へお願いします。

本社 技術・コスト管理室 設備計画課
(電話)045-650-0684
本社 カスタマーコミュニケーション室 報道担当
(電話)045-650-0887

2.わが国初の試み 再生骨材コンクリートを集会施設に

高度経済成長期の建設ラッシュから40年、コンクリート構造物の解体は今後急激に増加することが予想されています。都市機構で取り組んでいる、この社会的課題に着目したコンクリート廃材の更なる再利用の取組みについてお知らせいたします。

循環型社会へ ~更なる一歩~
わが国初の試み 再生骨材コンクリートを集会施設に

都市機構では、10年以上にわたり建設副産物リサイクルに取り組んでおり、この度、居住者等が日常的に使用する建物としてはわが国で初めて、再生骨材コンクリートを活用した建物の試行建設を行います。

○わが国初の試み

 建設副産物リサイクルの取組みは、これまでリサイクルされたコンクリート塊を細かく砕いて道路工事などの主に地中部への活用を行ってきました。
 さらに、コンクリート塊の利用拡大のため粗骨材を分離回収し、新たにコンクリートの材料として生まれ変わらせる取組みを数年前から実験的に建物の構造躯体に導入してまいりましたが、この度、日常の生活空間である集会所で活用することといたしました。この取組みはわが国初となります。

○実用の範囲が大きく拡大

 都市機構は、年度内に首都圏の団地において再生骨材コンクリートを使用した集会所の建設に着手いたします。この取組みが契機となって市場における建設副産物リサイクルの機運が高まれば、資源の保護や省エネルギーの観点での社会的貢献は大きいと考えております。

以上

お問い合わせ

お問い合わせは下記へお願いします。

本社 技術・コスト管理室 設計計画課
(電話)045-650-0660
本社 カスタマーコミュニケーション室 報道担当
(電話)045-650-0887

3.民間事業者と連携した 地域に開かれた住環境づくりをめざして

 都市機構は、「杉並区桃井三丁目地区」プロジェクトにおいて、防災機能の向上とともに、民間事業者との間で「周辺環境との調和」と「個性豊かな景観形成」をめざした街づくりを行っています。

安全で快適な魅力ある街づくり 「杉並区桃井三丁目地区」プロジェクト

 このプロジェクトは、杉並区や民間事業者と連携して子育て・高齢者支援施設や賃貸住宅・分譲住宅等の多様な機能を供給するとともに、杉並区と連携しながら防災公園と市街地を一体的に整備することで地域の防災機能の強化を図っています。その中で、「周辺の環境との調和」と「個性豊かな景観形成」というコンセプトのもと、安全で快適な魅力あふれる街づくりを行っています。

[1] 民間事業者との景観調整

当プロジェクトは、様々な事業者の施設によって構成されておりますが、地区全体としての景観を荻窪の歴史と風格を感じさせるものにすべく、建物デザイン、植栽計画、色彩計画や照明計画等について、都市機構と民間事業者との間で事前の調整を行っております。

[2] 周辺とのつながりに配慮したネットワークづくり

 地区内には、大小さまざまなParkを配しております。大きな公園、緑の広場、小さな庭、樹木の通りなどを周辺の街と通路によってつなぐことにより、平常時においては、のびやかな緑の計画を眺めることができるオープンスペースを開放するとともに、災害時には地区の防災公園に誘導する役割を担わせています。

[3] 防災拠点としての配置計画

 防災公園は、災害時に地域住民の生命を守る避難場所です。防災公園の配置については、杉並区と都市機構が8パターンの素案を作成し、地元の方々と機能評価の比較検討、意見交換等を踏まえて決定しました。また、緊急啓開道路(※)に位置づけられている青梅街道からのアクセス・視認性に配慮をした配置設計を行いました。
(※)「緊急啓開道路」 :  震災時に被災者の救援救護活動及び緊急物資を輸送するため、他の道路に先がけて道路上の倒壊物等を除去し、道路の応急補修を行って、2車線の車両通行帯を確保する道路として東京都が選定しています。

以上

案内図

杉並区桃井三丁目地区 計画概要

 総敷地面積約9万m2の「杉並区桃井三丁目地区プロジェクト」は、都市機構によるマスタープランに基づき、4万m2の杉並区の防災公園、総戸数約940戸の住宅(三井不動産・三菱地所・東京建物による分譲住宅:インザパーク荻窪、大和ハウス工業による賃貸住宅:ロイヤルパークス荻窪、都市機構による賃貸住宅:プロムナード荻窪)のほか、生活利便施設(クイーンズ伊勢丹杉並桃井店)、介護老人保健施設(シーダ・ウォーク)及び保育所・学童クラブ(コンビプラザ桃井)で構成されています。
 地区の内外を並木道や緑あふれるプロムナード等でつなげるとともに、建物のデザイン・植栽計画・色彩計画などについて事業者間で調整を図るなど、官・公・民が一体となって周辺とのつながりに配慮した杉並区最大規模の複合市街地開発です。

インザパーク荻窪(民間分譲住宅)

 事業者 : 三井不動産株式会社、三菱地所株式会社、東京建物株式会社
 建物概要 : 地上7・12・14階建 3棟
 戸数 : 454戸
 竣工予定 : 平成17年3月
 問合わせ先 : in the Park 荻窪 TEL0120-565-303
 ホームページ : http://www.e-parks.net

ロイヤルパークス荻窪(民間賃貸住宅)

 事業者 : 大和ハウス工業株式会社
 建物概要 : 地上12階建
 戸数 : 157戸
 入居予定 : 平成17年4月
 問合わせ先 : 大和エステート株式会社新宿店 TEL0120-385-844
 ホームページ : http://www.royalparks.jp/ogikubo/

プロムナード荻窪(UR賃貸住宅)

 事業者 : 独立行政法人都市再生機構
 建物概要 : 地上3・10・11・14階建 5棟
 戸数 : 331戸
 入居予定 : 1次 90戸 平成17年3月末(平成17年1月29日より募集予定)
2次 241戸 平成17年8月末(平成17年5月下旬より募集予定)
 問合わせ先 : 募集販売本部 住宅募集部住宅営業第4チーム
TEL03-3347-4326(住宅募集についてのみ)
 ホームページ : http://www.ur-net.go.jp/ogikubo/

クイーンズ伊勢丹杉並桃井店(生活利便施設)

 事業者 : 三井不動産株式会社
 テナント : 株式会社クイーンズ伊勢丹
 延べ床面積 : 5,254.32m2
 営業時間 : 午前10時~午後10時
 主な取扱い : 生鮮食品、惣菜、ベーカリー、雑貨・ドラッグ
 開業予定 : 平成16年12月12日(日)
 問合わせ先 : 株式会社クイーンズ伊勢丹 立川本部 TEL042-540-0111
 ホームページ : http://www.queens.jp/

シーダ・ウォーク(介護老人保健施設)

 運営 : 医療法人財団河北総合病院
 建物概要 : 地下1階・地上6階建
 延べ床面積 : 7,275.09m2
 定員 : 介護老人保健施設112名(都内初の全室個室、7名単位のグループケアユニット)
(ショートステイは空室利用)
通所リハビリテーション(デイケア) 30名/日
 問合わせ先 : CEDAR WALK(シーダ・ウォーク) TEL03-5311-6262
 ホームページ : http://www.kawakita.or.jp/

コンビプラザ桃井保育園(認証保育所)・コンビプラザ桃井Kids Club(学童クラブ)

 運営 : コンビウィズ株式会社
 定員(予定) : 認証保育所 (0~5歳児)45名程度
学童クラブ (1~4年生)50名程度
 開園予定 : 平成17年4月
 問合わせ先 : コンビウィズ株式会社 TEL03-5828-7632
 ホームページ : http://www.combiwith.co.jp/

以上

お問い合わせ

お問い合わせは下記へお願いします。

東京都心支社 業務第5ユニット 市街地整備第1チーム
(電話)03-5269-0157
東京都心支社 総務企画部 総務課
(電話)03-5323-0624
本社 カスタマーコミュニケーション室 報道担当
(電話)045-650-0887

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