
1 構造計算書とは?
設計図書の作成過程において、柱や梁にかかる荷重や風圧、地震などに対する建物の構造安全性を計算により確認しますが、その計算一式をとりまとめた書類です。 建築基準法では3階建て以上の木造の建物や、2階建て以上の鉄筋コンクリート造の建物などで構造計算が義務付けられています。
2 ラーメン構造とは?壁式構造とは?
ラーメン構造は建物の構造躯体(骨組)の種類のひとつです。柱と梁の接点が変形しにくい「剛」接合になっている構造であり、耐力壁や筋交いを入れなくても地震などの横揺れに耐えられる構造なので、壁の無い自由な空間を作ることができます。低層から超高層まで幅広く対応できる構造で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造が一般的です。ちなみにラーメン(rahmen)はドイツ語で「額縁」という意味です。 一方、壁式構造は壁面や床板などの平面的な構造材を組み合わせた、柱を持たない箱状の骨組のことです。板状の薄い壁梁は付きますが、柱や梁型が室内に出っ張らないので、すっきりした空間ができます。壁で構造を支えるために、室内空間に耐力壁(構造壁)を設ける必要があり、ラーメン構造に比べると空間構成の自由度は低く、大空間はできません。通常は、鉄筋コンクリート造で5階建て以下の中低層マンションに多く用いられます。
(参考図)
 【壁式構造】
 【ラーメン構造】
3 構造耐震指標Is値とは?
建物の耐震安全性を評価する指標です。耐震診断の結果は構造耐震指標Is値で示され、数字が大きいほど、建物が保有する耐震性能が大きいことを示しており、Is<0.6 については、耐震改修が必要とされています。
4 ピロティ形式とは?
下層階(通常1階)が通路や施設の用途に供されるなどの理由で、下階の耐力壁の量が上階と比較して急激に少なくなっているもの。この場合の当該階(通常1階)をピロティ階と言います。
(参考図)
ピロティ階と住宅階 1階や2階などの下層階を店舗や自転車置き場などの用途に使用するため、柱のみで建物を支えている階をピロティ階と呼んでいます。 これに対して、住宅だけで構成されている階を住宅階と呼んでいます。
5 鉄骨ブレースとは?
耐震性能向上のために、耐震壁の少ないピロティ部分や開口部などに斜めに取り付ける鉄骨造による斜材のことです。
(参考図)
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