街に、ルネッサンス UR都市機構

結果発表

過去の入賞作品をご覧になれます。

たくさんのご応募ありがとうございました。 応募作品数349 作品( フォト326作品 / スケッチ 23作品 )の応募作品の中から厳正な審査の上、
復興の歩み大賞(フォト)1作品 復興の歩み大賞(スケッチ)1作品 復興の歩み賞 5作品 入賞15作品が決定いたしました。
後日、応募者の皆様に作品集の送付を予定しております。

審査員

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復興の歩み大賞(フォト)

「記憶と記録」

宮城県宮城郡松島町
岩﨑 孝さん

あれから三年が過ぎた松島湾です。
この写真は、月明りに照らされた松島湾ですが、今までフォトコンへは投稿出来なかった写真です。
拡大をして見ると、小さな島の向こうに沢山の重機が写っております。
三年も経つのに、工事はまだ続いておりました。 月明りの風景写真に重機は必要ありません。
この光景は私の記憶に残し、何年か先に、この重機が無くなった頃に、あの時の記録としてアップするつもりでした・・・。

<審査員コメント 大西 みつぐ 氏>
記憶とは私たちの心にさまざまなイメージとして残されていくものです。それをなんらかの「かたち」として留めていくものが「写真」です。そしてそれらは「記録」として積み重なり、私たちの歴史を形成します。美しすぎる風景にズシリとした重みが感じられるのは作者だけではないでしょう。抑制の効いたトーンの中に見える光は、祈りや希望を表現し、私たちに深い思索を誘います。

復興の歩み大賞(スケッチ)

「復興に流れる白滝~大槌風景~」

岩手県上閉伊郡大槌町
鈴木 宣人さん

大槌町のメインストリートを車で走っていると突然、奇妙な台地が出現した。
上の方では重機が山を切り崩している。その土がまるで白い滝のように下の方へ流れ落ちていた。
この土が新しい宅地を生み出しているのだろう。
この絵は、復興途中の街へのエールの意味を込めて、一瞬異様に感じた風景を大きな朝日で照らしてみた。

<審査員コメント 池邊 このみ 氏>
復興の進む被災地の造成地の周囲の自然地と対照的な重機を含む無機質な風景をシュールに捉えつつも、落ちる土を白滝の如く捉え、朝日の中で働く人々、被災地への思いが伝わる圧巻の作品です。

復興の歩み賞

大西 みつぐ 選

「虹色の橋かかる」

宮城県本吉郡南三陸町
遠藤 正弘さん

寒くなった朝に日の出を撮ろうとして駄目でしたが、その帰りにたまたま通りかかると、
元南三陸町防災庁舎に虹の橋がかかる光景を目の前に発見しました。何か防災庁舎から訴えるものがあると思いました。
刻々と新しい町に変貌し続けている南三陸町は未来に向けて、元防災庁舎から語り掛けていると思いました。

<審査員コメント 大西 みつぐ 氏>
虹の向こうになにがあるのかという「ファンタジー」もありますが、この虹は鎮魂でもあり、会いたい人を心に結びつける不思議な力を持っているのではないでしょうか。元防災庁舎の毅然とした佇まいと美しい虹が一体となり、また色合いもきれいに統一され、印象的な一枚になりました。ローアングルでの撮影と構図が見事です。

千葉 学 選

「休日」

岩手県陸前高田市
太田 信子さん

被災地陸前高田市の休日です。この日はブルドーザーもお休みです。
見上れば青空に白い雲。早く復興されることを願います。

<審査員コメント 千葉 学 氏>
瓦礫の撤去や大規模な造成工事を推し進める何基もの重機、こうした風景は、被災地においてはもはや日常の一部になってしまっているのでしょう。その現実はやるせないですが、この作品は工事が行われていない休日の重機を人に見立ててユーモラスに描いています。そこから滲み出る重機への労いの気持は、復興への前向きな姿勢を彷彿とさせ、素敵だと思いました。

なかだ えり 選

「僕らが頑張る」

福島県いわき市
柏舘 健さん

いわき市の漁業はまだ試験操業の段階で大変厳しい状況にあります。
ただ市内にある水産高校はマグロ漁を海外での実習で行っております。
これはいわき市漁業の復活や明日を背負う子供達の未来のためにも明るいニュースです。
マグロの水揚げを笑顔で見る生徒たちに希望を見た思いです。

<審査員コメント なかだ えり 氏>
大きなマグロに純粋に驚き喜んでいる笑顔が、とても清々しい作品です。原発事故の影響で今は自粛を余儀なくされている福島の水産業。未来につなげるという大きな役割を、若き高校生たちが担ってくれていることに心打たれます。不安や悩みも忘れるこのような瞬間が増え、日常を取り戻す日が来ることを願っています。

池邊 このみ 選

「命の道に血が通う」

岩手県大船渡市
大谷 桂太さん

三陸沿岸道の三陸、吉浜両ICを結ぶ吉浜道路が昨年平成27年11月、開通した。
峠越えの難所解消に至り、産業経済や救急、災害時対応など、各方面で気仙の「動脈」としての存在感を強めている。
日没後に行き交う車列の光。まるで血が通っているかのように映った。

<審査員コメント 池邊 このみ 氏>
雪明りにてらされた新しい道にを行く車の列、そこに気仙の「動脈」としての存在感を、強く脈打つ動脈という形でコメントを付した美しい作品です。新しい気仙の血流として大きく活躍して欲しいという作者や復興を願う人々の期待が込められていることがひしひと伝わってきて感動させられました。

UR都市機構 選

「鳥居の先に見える景色」

宮城県石巻市
久保 安加莉さん

帰省する度に、ここからの景色を見に来ていた。
震災から5年経ち、談笑しながら景色を眺める人達を見かけ、本当に少しずつだが前に確実に進んでいるのだと感じた。
また、夕日を浴びる鳥居は、とても神秘的で、これからの復興の歩みを見守っているようにも思い、制作した。

UR都市機構の職員投票により最多得票を獲得した作品です。

入賞

「復興の彼方に」

岩手県陸前高田市
本田 宗磨さん

背番号2番(2歳)の僕の目には、震災の復興現場はどのように映ったのかな?いつか元気な街ができるはずだと思っているよね。

「復興~一筋の光をその手で掴んで~」

宮城県本吉郡南三陸町
浅野 健仁さん

復興の兆しと言われた三陸産若布。その復活のため、瓦礫と化した浜辺で必死に親となるめかぶを探し続け、提供した故郷の漁師たち。千年に一度と言われた津波。その千年に一度の大役を果たした僕の生まれ育った浜の人々を誇りに思います。五年経ち活気づき始めた浜の暮らしと、その漁師の生きる様と逞しさを描いてみました。

「一日だけの鯉のぼり」

宮城県東松島市
佐々木 均さん

震災後東松島市大曲地区で行われている「青いコイのぼり」のイベントの1コマです。地元の若者が中心となり全国から集められた1日だけのコイのぼり。これからも続けてもらいたいイベントです。

「津波遺構—田老II」

岩手県宮古市
菊池 和弘さん

大きな建物は「たろう観光ホテル」として営業していたものですが、防潮堤を越流した津波に被災。震災遺構第1号として保存整備され一般公開の道を歩み始めた。画面右側に高台移転に伴う取付道路と新築住宅の画を重ねる構図となった。

「仮設へのペインティング」

福島県双葉郡楢葉町
高木 志津夫さん

楢葉町の仮設の「楢葉ならでは商店街」と云う所へ子供たちが絵や文字を描いてる所です。いまは避難解除地区になっているのでどの程度戻っているのか。子供が安心して勉強や外で遊べるようになる事を願うばかりです。

「早期の復興を願う」

岩手県宮古市
有田 勉さん

3.11鎮魂の祈りと復興への願いをこめての夢灯り。

「女川駅の灯り」

宮城県牡鹿郡女川町
程島 萌々那さん

震災後に女川駅の近くに住む友達にメッセージを送ると、1枚の女川駅の写真が送られてきました。女川駅はめちゃくちゃな状態でいて、私は震災のひどさを痛感しました。大学で本州にきてからまた地元が震災地域の子と仲良くなり、たまたま女川駅の写真をみました。そこには以前に見た女川駅ではありませんでした。

「山田の花火大会」

岩手県下閉伊郡山田町
佐藤 満さん

山田町復興の狼煙。

「陸前高田市の街作りその3 うごく七夕」

岩手県陸前高田市
植松 晴岳さん

陸前高田市の伝統的お祭りである「うごく七夕」が復活しました。嵩上工事が進む中、各地区で飾り立てられた山車が嵩上地区を練り歩きました。

「いつかきっと・・・」

岩手県大船渡市
鈴木 緑さん

大船渡の姉の家に滞在した今年の夏。「海で泳ぎたい」と娘が言うものの、近隣の海水浴場はまだどこもオープンしていません。海の側では当たり前と思っていた『海水浴場』というものが、大勢の人の手で綺麗に、安全に、快適に管理され、オープンしているのだと初めて知った娘。改めて震災の大きさを知ると共に、更なる復興へ思いを馳せます。
「大船渡の海は、こんなに美しいのだから、きっと近い将来、また賑やかな海水浴場ができるよね」

「笑顔が戻った公園」

福島県西白河郡西郷村
三田村 奈保さん

震災後、公園で遊ぶ子供達がほとんどいなくなりましたが、震災から5年がたった今は、たくさんの子供たちの元気な声や、楽しそうに笑顔で遊んでいるところをよく公園で見ることができるようになりました。

「いつかまた」

岩手県陸前高田市
田村 瑠士さん

ぼくは、きせきの一本松の本物は見たことないけど、絵本で読んでみました。地しんで松のなか間がたくさんいなくなってとてもかなしくなってしまいました。いつかまた、たくさんのなか間とこの場所を緑でいっぱいにして、すんでいる人たちをしあわせにしてほしいと思いました。

「希望」

福島県いわき市
宇野 彩音さん

どうか、見失わないで。
あなたたちの気持ち全てを、私は解ることができないけれど。それはとても悔しくて、悲しいけれど。いつでも願ってます。また会いに来ます。大好きです。

「仲間。」

宮城県牡鹿郡女川町
林 沙耶さん

あなたは1人じゃない。困ったときはお互い様と助け合える人がいる。あなたを想う人がいる。みんなで少しずつ、前に進もう。

「復興工事 真最中」

宮城県本吉郡南三陸町
藤島 純七さん

津波により、甚大な被害を受けた南三陸町。トラックが次々と往来し、復興工事は、真最中です。南三陸町の「防災庁舎」は保存が決まりましたが、周辺はどんどん変ってきています。今後も変化する姿を撮影したいと思います。

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