ゆたかなくらしって? ひと×食
国際マーマレードアワード職人部門で金賞受賞!ジャム作家が作る「金柑&キャラメルジャム」とは
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります
おいしいジャムがあるだけで生活が豊かになる。そう思わせてくれるのが、mitsukoji(みつこじ)さんのジャム。果物の生産者との縁を大切にしながら、作り方やパッケージにこだわって手作りされています。今回、mitsukojiさんの代表作とも言える「金柑&キャラメルジャム」の話を中心に、初心者にもできるジャムの作り方も教えてもらいました。
果実への真摯な向き合い方がジャムの魅力を生み出す!
- Q.代表作「金柑&キャラメルジャム」について教えてください
「これは、イギリスの2016年デールメイン国際マーマレードアワードの職人部門で金賞を受賞したジャムで、とても思い入れがあるものです。審査の際に記入されたジャッジシートには味や香り、舌触りなどの評価のほかに、『果物に対して真っすぐな姿勢』とあり、涙が出るほどうれしかったんです。このジャムは金柑が取れる12月から3月ころに作るのですが、この言葉を頭に思い浮かべながら、金柑を刻んでマーマレードにする作業を始めます。マーマレードでは、とろみ具合の加減や香りが立つように仕上げるのが一番難しいのですが、そこをじっくりと丁寧に行い、最後にキャラメルを流し込んで完成させます。」
※2018年の「金柑&キャラメルジャム」はすでに完売
- Q.おすすめの食べ方はありますか?
「私が一番好きなのは焼いたパンです。熱々のパンに好みのバターを塗って、ちょっと溶けたところに、『金柑&キャラメルジャム』を垂らして食べるんです。すごく香りがよくて、ピール(皮)の苦味と酸味も混ざっておいしいと思います。」
- Q.初心者でもできるジャムの作り方を教えてください
「それでは、いちごジャムの作り方をご紹介しましょう。まず、用意するいちごは、丸ごとでも、手で実をくずしたり、ナイフでカットしたりしても良いです。それを鍋に入れて、いちごの半量くらいの砂糖を加え、レモン汁も多少かけて混ぜていくと、砂糖の糖分に引っ張られて果物から水分が出てきます。そのままゴムベラでなめらかに混ぜながら、火にかけてあくを取りつつ、クツクツと弱火で煮ていきます。あくが少なくなり、いちごにつやが出てくるまで煮詰めればでき上がりです。」
ジャム作家mitsukojiさんが一つ一つ丁寧に作るジャムは、本場イギリスで認められた味
- ・「金柑&キャラメルジャム」はデールメイン国際マーマレードアワード職人部門金賞!
- ・ジャムは完全手作り&オリジナルパッケージとこだわりがいっぱい
- ・手作り初心者にはいちごジャムがおすすめ
今回の先生:mitsukojiさん
ジャム作家。武蔵野美術大学造形学部卒業。アートディレクター、グラフィックデザイナーを経て、ケーキ屋、パン屋に勤務後、2007年にジャムの製造「mitsukoji/みつこじ」をスタート。ジャムに必要な果物の収穫時期を生産者の方と相談するところから、パッケージのデザインまで、ジャムのすべてを手がけている。生産者の方々への感謝を込め、一つ一つ手作業で、丁寧に作っている。現在は、全国の取扱店への委託販売を行う一方、イベントにも参加。人の深いところに届く、何かを動かすジャムを作り続けている。
Instagram:https://www.instagram.com/mitsukoji_jam
くらしのカレッジ編集部は、「くらし」に関するさまざまなヒントをお届けすることを目的に、インテリア、リノベーション、DIY、子育て、イベント情報など、生活を豊かにするアイデアや日常的に楽しめるコンテンツをご紹介しています。
お使いのブラウザによってリンクが機能しない場合があります