人と自然、人と人とが、大らかにつきあえるまちがいい
子育てにとって
自然は大切。
私は、山口県宇部市の出身なのですが、宇部のキャッチフレーズは、「緑と花と彫刻のまち」というんです。それほど美しいまちづくりが早くから進められていて、また、瀬戸内海側ですから海もあるし、川もあって山もある。そんな美しいところで、東京に出てくる14歳まで過ごしました。
実家は、山の上のニュータウンに建っていました。家の近くの公園から瀬戸内海が一望できたり、春になると田んぼが一面ピンク色のレンゲ畑になるんです。あの景色が大好きでしたし、近所の山や川でよく遊びもしました。そんな環境で育ったせいか、「流山おおたかの森」や「ちはら台」など、自然をいっぱい残しながら、人も暮らしやすく開発されたまちには親しみを感じます。
小学校1年になる娘がいて、今年の夏休みは2週間ほど宇部の実家で過ごしたのですが、自分の子供の頃と同じように、山遊びや川遊びなど、自然の中でたくさん遊ばせてあげました。子育てにとって、身近に自然を感じられる環境は大事だと思います。
30種類以上の
資格コレクター
私はさまざまな資格取得にチャレンジしていて、資格コレクターともいわれているのですが(笑)、手話インストラクター、おもちゃコンサルタント、ベジタブル&フルーツマイスター・タイ古式マッサージ、重機オペレーターなど30種類以上の資格を持っています。
将来に役立つとか、自分が好きだからということもありますが、もっと大きな理由は、苦手なものにチャレンジすることで、自分の克服する力や忍耐力がわかるということです。
その中で「保育ナチュラリスト」という資格も取得しています。自然に対する子どもたちの好奇心を伸ばしていこうという趣旨の資格なのですが、自分自身が田舎で育っていながら虫が苦手だったりしたので、娘もそのままで育つのが嫌だったんです。ですから、あえて取得しました。苦手なことにチャレンジする姿を見せて、子どもに学んでもらおうという思いがありましたね。
資格の話とは違いますが、1992年に日本テレビの24時間テレビでチャリティーマラソンを走ったのも、苦手なことへのチャレンジでした。それ以前にホノルルマラソンを走った経験はありましたが、さすがにこのマラソンは自信がなかったので、出るのを2回お断りしたんです。そうしたらスタッフの方が、「知らない自分に会ってみないかい?」って。その言葉に負けました(笑)。
いつかはわが家の庭で
野菜作りを
現在は東京のマンション住まいですが、いつかは庭付きの家に住みたいと主人とよく話しています。主人は料理の世界にいますので、100%無農薬のハーブや野菜を自分たち家の庭で育て、それを料理するのが夢なんです。
私が住みたいのは、自然に恵まれた環境の中に、大きなスーパーマーケットのあるまちですね。子どもと一緒に買いものに行って、色々な食材や野菜の名前を覚えさせたいです。
あと、最近とくに気になるのが安全面ですね。子どもが1人で学校に通うようになると親としてはとても心配です。「ちはら台」には、ケーブルテレビの回線を使った防犯カメラシステムがあるとお聞きしましたが、まちぐるみで防犯対策がとられているということに、都心で子育てをしている私としては安心を感じます。
やはり大切なのは、ご近所とのコミュニケーションですね。近所づきあいがしっかりしていれば、そうした心配も少なくなります。
「○○ちゃんの家に行ってくるね」といって玄関を飛び出す子どもを安心して見送ることができる。そんな田舎のような近所づきあいが理想ですね。
結局のところ、「子育てにやさしいまち」とは、自然と人、そして人と人とが大らかにつきあえるまちではないでしょうか。
西村知美さん
【PLOFILE】
1970年12月、山口県宇部市生まれ。1985年、学研のアイドル誌「MOMOCO」で第1回ミス・モモコグランプリを受賞し、翌年デビュー。1997年、元CHA-CHAのメンバーで現在は料理人の西尾拓美さんと結婚。2003年8月には一女のママに。「さんまのスーパーからくりTV」(TBS)レギュラーのほか、多方面で活躍中。資格検定マニアとして多くの資格を持っていることでも知られている。
●衣装協力 PINK HOUSE/株式会社ジェディックス